保田圭ちゃんがゲスト出演した舞台
『源氏物語×大黒摩季songs
～ボクは、十二単に恋をする～』
を観に行ってきました。
会場は天王洲銀河劇場。
およそ一年前、けいちゃんが出演した舞台『エブリ リトル シング』と同じ劇場です。
今回は開幕一週間前に発表となった日替わりゲスト。
この作品自体は、もっと前から知ってはいました。
興味はあったのですが、観に行く決め手がなくて。
けいちゃんの出演を知り、急遽チケットを手配しましたが。
中央付近の観やすい席で。
ゆっくり全体を観ることができました。
今回はレポを書くつもりはありません。
けいちゃん出演の記録と、自分の気になる部分だけは残しておきたいと思います。
うちをご覧頂くのはけいちゃんファンばかりかと思うので。
これから観劇予定という方は居ないでしょう。
多少内容に触れても問題ないですよね？
興味のない方はお引き取り下さい。
この舞台、芝居作品としてはあまり好きではありません。
キャストは魅力的な方がいらっしゃるのに、脚本が中途半端。
そこが本当に残念です。
主演の紫吹淳さんはもちろん。
葵の上役の方（AAAの宇野さん？）や、紫の上役の子は歌が上手くて。
大黒摩季さんの曲をほとんど知らない自分でも歌には魅せられました。
各役者さんの演技についてはそんなに気にならないのですが。
表現している、脚本で描かれたその役。
みせようとする演出。
それがとても中途半端な印象でした。
役者さんの感情がこもったセリフでは惹き付けるのに。
何かが頭の隅で引っ掛かりながら観ていました。
『源氏物語』を現代に置き換えてという設定自体は面白いと思います。
ただ、背景説明が足りなすぎる部分や、原作の大筋をも曲げる、変えすぎだろうと思う気になる部分が…。
原作の『源氏物語』が好きで観に来ている人には、好ましく思われなかったかもしれません。
劇場でそんな声も聞きました。
自分も、『源氏物語』好きの人には薦めづらいなと思いましたし。
古典の授業で学習した以上に『源氏物語』の知識がある人には、中途半端に感じる脚本だと思います。
でも。
そんな意見の方も、主演の紫吹さんの圧倒的存在感。
カッコイイ立ち振る舞い。
素晴らしい歌唱力。
それには魅了されたのではないでしょうか。
光源氏（＝光君ﾋｶﾙｷﾐ）という名に相応しいくらい、紫吹さんは輝いていて。
紫吹さんが光源氏を演じる為に出来た作品なのでしょうね。
作品自体は、紫吹淳オンステージという感じです。
脚本は、その主役の魅力に頼りすぎたのではないでしょうか。
けいちゃんもブログに惚れてしまうと書いていましたが。
紫吹さんは、人を魅了するということを天性の感覚で知っている。
そう思わされるほどでした。
今回はゲスト出演ということで、芝居や歌の絡みはほとんどありませんが。
それでも、こんなに素敵な方と同じ舞台に立てたことは喜ばしいです。
けいちゃんにはかなりいい刺激になったんじゃないかな？
いつか本当の意味での“共演”が叶うといいなぁと思います。
けいちゃんや近々出演予定の安倍なつみさん。
2人がこの舞台にゲストとして呼ばれたきっかけ。
それは、中澤裕子姉さん。
裕ちゃんは藤壺役。
光源氏の継母にして想い人です。
この脚本では、光源氏が藤壺に恋い焦がれ、どうしてあそこまで執着するのか。
まったく説明されていません。
“一目惚れした運命の女性”だから
という描かれ方で。
父親の奥さんを愛する理由としては弱すぎます。
原作から見えてくるもっと複雑な部分。
削ってしまうには惜しいなぁ。
光源氏と藤壺の距離感なんて特に。
密通後は毅然として光源氏を拒絶するはずの藤壺。
近すぎて異様な感じがしました。
裕ちゃん痩せてキレイでした。
けいちゃんが以前共演させて頂いた方々も出演されていましたね。
今年の6月。
紀伊國屋ホールで上演された舞台『眠れぬ夜の１×８レクイエム～ネイキッドポリスアカデミー～』。
この作品で初共演だった青柳塁斗くん。
彼は頭の中将役でした。
光源氏の友であり、ライバル的存在。
なのですが、脚本上は仕事仲間でつるんでいる感じです。
設定が違和感ありましたね。
頭の中将の彼女は夕顔ですが。
彼女は光源氏の元カノみたいな描かれ方…。
逆じゃないでしょうか？
光源氏の妻、葵の上のことを、「なんであんな女と結婚した」と仲間たちと言うのも…。
葵は原作では実の妹では？
この作品上の設定に馴れるまで、時間がかかりました。
一幕は困惑したままという感じです。
けいちゃんもブログに書いていましたが、青柳くんのダンスは凄かったです。
俊敏であり、しなやかな動き。
舞台の世界に若手イケメン俳優がたくさんいる中で、あれだけ踊れるのは彼の強みですね。
けいちゃんが以前共演させて頂いた方がもう一人。
昨年8月、この劇場で上演された舞台『エブリ リトル シング'09』で初共演だったＤＡＩＺＯくん。
彼は、光源氏の妻の一人、花散里役でした。
花散里は母性的で穏やかな女性。
なぜ男性キャストに？という疑問はずっと持ったままです。
ＤＡＩＺＯくんは華奢なので、女性キャストと並んでも特別浮くような感じはありません。
むしろ、女性陣と踊っているときは、誰よりも女性らしさを意識されていたと思います。
けいちゃんが絶賛する歌声も素敵で。
ソロ部分も良いですが、女性陣の中に彼の声が加わると、深みがあっていいです。
そして。
今回の観劇のきっかけであり、目的だったのがゲストのけいちゃん。
ゲストは歌要員。
芝居には一切絡みません。
第二幕の幕が上がる前から曲が始まり、歌声が。
幕が上がると、けいちゃんが真ん中に一人。
真っ赤な膝丈ドレスが可愛かったです。
役としてではなく、
“歌手保田圭”
として素の状態で立つ舞台。
出だしは緊張が見て取れて、声の伸びも弱かったですが。
すぐにいつもの歌声を堪能できました。
客席に手拍子を求めたりして。
ステージ…いや舞台を右へ左へ。
お客さんの顔を見るように歌っていました(笑)
生き生きしてたなぁ。
歌の後半からはほとんどのキャストの皆さんが出てきて。
舞台上のセンター扉から紫吹さんを迎え入れるのですが。
後ろを向いた時の背中がセクシーでびっくりしました。
これはけいちゃんのブログで確認できますね。
歌のラストの頃には、紫吹さんがけいちゃんの隣にいらっしゃるのですが。
ふいに紫吹さんがけいちゃんの腰に手を回して抱き寄せる感じになって。
その時のけいちゃんの驚いた顔がめっちゃ可愛かったです。
紫吹さんと見つめ合って歌っているときは顔が近いし。
すごく照れていて。
でも喜んでいる表情が乙女な感じでした。
紫吹さん、
女性なんだよなぁ
と思い直さないと忘れてしまうくらい。
本当に仕草のすべてがカッコイイです。
そこらへんの男じゃかないません(笑)
裕ちゃんは、ゲストの部分は出てこないのですが。
袖で見守ってくれていたようです。
紫吹さんに抱き寄せられているけいちゃんが羨ましかったようで、「悔しかった」とアフタートークショーで話していました(笑)
歌い終えたけいちゃんは、
「今日のゲスト、保田圭さんでした～」
と紹介されて。
一礼して去ってしまうのですが。
その時、青柳くんがちょっとだけラブマのフリをしていました(笑)
けいちゃんが歌っているときに、隣で踊りながら目を合わせたりもあって。
過去共演の絆が感じられました。
もうけいちゃんは出番なしかと思いましたが。
終幕後、全キャストに迎えられて再登場。
紫吹さんと裕ちゃんに挟まれてど真ん中。
日替わりゲストのある舞台って観たことなかったのですが、こんなに待遇が良いの？
ゲストの立場からすれば有り難いですよね。
カーテンコールで肩を寄せて楽しげに手を振るけいちゃんと裕ちゃん。
微笑ましかったです。
最後の最後まで紳士的でカッコイイ紫吹さんには脱帽。
そりゃけいちゃんも惚れちゃいますよね(笑)
紫吹さんはじめ、キャストのみなさんには楽しませて頂きました。
歌のたびにワクワクしました。
この作品を観に行くきっかけをくれたけいちゃんにも感謝。
ありがとうございました。
『源氏物語×大黒摩季songs
～ボクは、十二単に恋をする～』
を観に行ってきました。
会場は天王洲銀河劇場。
およそ一年前、けいちゃんが出演した舞台『エブリ リトル シング』と同じ劇場です。
今回は開幕一週間前に発表となった日替わりゲスト。
この作品自体は、もっと前から知ってはいました。
興味はあったのですが、観に行く決め手がなくて。
けいちゃんの出演を知り、急遽チケットを手配しましたが。
中央付近の観やすい席で。
ゆっくり全体を観ることができました。
今回はレポを書くつもりはありません。
けいちゃん出演の記録と、自分の気になる部分だけは残しておきたいと思います。
うちをご覧頂くのはけいちゃんファンばかりかと思うので。
これから観劇予定という方は居ないでしょう。
多少内容に触れても問題ないですよね？
興味のない方はお引き取り下さい。
この舞台、芝居作品としてはあまり好きではありません。
キャストは魅力的な方がいらっしゃるのに、脚本が中途半端。
そこが本当に残念です。
主演の紫吹淳さんはもちろん。
葵の上役の方（AAAの宇野さん？）や、紫の上役の子は歌が上手くて。
大黒摩季さんの曲をほとんど知らない自分でも歌には魅せられました。
各役者さんの演技についてはそんなに気にならないのですが。
表現している、脚本で描かれたその役。
みせようとする演出。
それがとても中途半端な印象でした。
役者さんの感情がこもったセリフでは惹き付けるのに。
何かが頭の隅で引っ掛かりながら観ていました。
『源氏物語』を現代に置き換えてという設定自体は面白いと思います。
ただ、背景説明が足りなすぎる部分や、原作の大筋をも曲げる、変えすぎだろうと思う気になる部分が…。
原作の『源氏物語』が好きで観に来ている人には、好ましく思われなかったかもしれません。
劇場でそんな声も聞きました。
自分も、『源氏物語』好きの人には薦めづらいなと思いましたし。
古典の授業で学習した以上に『源氏物語』の知識がある人には、中途半端に感じる脚本だと思います。
でも。
そんな意見の方も、主演の紫吹さんの圧倒的存在感。
カッコイイ立ち振る舞い。
素晴らしい歌唱力。
それには魅了されたのではないでしょうか。
光源氏（＝光君ﾋｶﾙｷﾐ）という名に相応しいくらい、紫吹さんは輝いていて。
紫吹さんが光源氏を演じる為に出来た作品なのでしょうね。
作品自体は、紫吹淳オンステージという感じです。
脚本は、その主役の魅力に頼りすぎたのではないでしょうか。
けいちゃんもブログに惚れてしまうと書いていましたが。
紫吹さんは、人を魅了するということを天性の感覚で知っている。
そう思わされるほどでした。
今回はゲスト出演ということで、芝居や歌の絡みはほとんどありませんが。
それでも、こんなに素敵な方と同じ舞台に立てたことは喜ばしいです。
けいちゃんにはかなりいい刺激になったんじゃないかな？
いつか本当の意味での“共演”が叶うといいなぁと思います。
けいちゃんや近々出演予定の安倍なつみさん。
2人がこの舞台にゲストとして呼ばれたきっかけ。
それは、中澤裕子姉さん。
裕ちゃんは藤壺役。
光源氏の継母にして想い人です。
この脚本では、光源氏が藤壺に恋い焦がれ、どうしてあそこまで執着するのか。
まったく説明されていません。
“一目惚れした運命の女性”だから
という描かれ方で。
父親の奥さんを愛する理由としては弱すぎます。
原作から見えてくるもっと複雑な部分。
削ってしまうには惜しいなぁ。
光源氏と藤壺の距離感なんて特に。
密通後は毅然として光源氏を拒絶するはずの藤壺。
近すぎて異様な感じがしました。
裕ちゃん痩せてキレイでした。
けいちゃんが以前共演させて頂いた方々も出演されていましたね。
今年の6月。
紀伊國屋ホールで上演された舞台『眠れぬ夜の１×８レクイエム～ネイキッドポリスアカデミー～』。
この作品で初共演だった青柳塁斗くん。
彼は頭の中将役でした。
光源氏の友であり、ライバル的存在。
なのですが、脚本上は仕事仲間でつるんでいる感じです。
設定が違和感ありましたね。
頭の中将の彼女は夕顔ですが。
彼女は光源氏の元カノみたいな描かれ方…。
逆じゃないでしょうか？
光源氏の妻、葵の上のことを、「なんであんな女と結婚した」と仲間たちと言うのも…。
葵は原作では実の妹では？
この作品上の設定に馴れるまで、時間がかかりました。
一幕は困惑したままという感じです。
けいちゃんもブログに書いていましたが、青柳くんのダンスは凄かったです。
俊敏であり、しなやかな動き。
舞台の世界に若手イケメン俳優がたくさんいる中で、あれだけ踊れるのは彼の強みですね。
けいちゃんが以前共演させて頂いた方がもう一人。
昨年8月、この劇場で上演された舞台『エブリ リトル シング'09』で初共演だったＤＡＩＺＯくん。
彼は、光源氏の妻の一人、花散里役でした。
花散里は母性的で穏やかな女性。
なぜ男性キャストに？という疑問はずっと持ったままです。
ＤＡＩＺＯくんは華奢なので、女性キャストと並んでも特別浮くような感じはありません。
むしろ、女性陣と踊っているときは、誰よりも女性らしさを意識されていたと思います。
けいちゃんが絶賛する歌声も素敵で。
ソロ部分も良いですが、女性陣の中に彼の声が加わると、深みがあっていいです。
そして。
今回の観劇のきっかけであり、目的だったのがゲストのけいちゃん。
ゲストは歌要員。
芝居には一切絡みません。
第二幕の幕が上がる前から曲が始まり、歌声が。
幕が上がると、けいちゃんが真ん中に一人。
真っ赤な膝丈ドレスが可愛かったです。
役としてではなく、
“歌手保田圭”
として素の状態で立つ舞台。
出だしは緊張が見て取れて、声の伸びも弱かったですが。
すぐにいつもの歌声を堪能できました。
客席に手拍子を求めたりして。
ステージ…いや舞台を右へ左へ。
お客さんの顔を見るように歌っていました(笑)
生き生きしてたなぁ。
歌の後半からはほとんどのキャストの皆さんが出てきて。
舞台上のセンター扉から紫吹さんを迎え入れるのですが。
後ろを向いた時の背中がセクシーでびっくりしました。
これはけいちゃんのブログで確認できますね。
歌のラストの頃には、紫吹さんがけいちゃんの隣にいらっしゃるのですが。
ふいに紫吹さんがけいちゃんの腰に手を回して抱き寄せる感じになって。
その時のけいちゃんの驚いた顔がめっちゃ可愛かったです。
紫吹さんと見つめ合って歌っているときは顔が近いし。
すごく照れていて。
でも喜んでいる表情が乙女な感じでした。
紫吹さん、
女性なんだよなぁ
と思い直さないと忘れてしまうくらい。
本当に仕草のすべてがカッコイイです。
そこらへんの男じゃかないません(笑)
裕ちゃんは、ゲストの部分は出てこないのですが。
袖で見守ってくれていたようです。
紫吹さんに抱き寄せられているけいちゃんが羨ましかったようで、「悔しかった」とアフタートークショーで話していました(笑)
歌い終えたけいちゃんは、
「今日のゲスト、保田圭さんでした～」
と紹介されて。
一礼して去ってしまうのですが。
その時、青柳くんがちょっとだけラブマのフリをしていました(笑)
けいちゃんが歌っているときに、隣で踊りながら目を合わせたりもあって。
過去共演の絆が感じられました。
もうけいちゃんは出番なしかと思いましたが。
終幕後、全キャストに迎えられて再登場。
紫吹さんと裕ちゃんに挟まれてど真ん中。
日替わりゲストのある舞台って観たことなかったのですが、こんなに待遇が良いの？
ゲストの立場からすれば有り難いですよね。
カーテンコールで肩を寄せて楽しげに手を振るけいちゃんと裕ちゃん。
微笑ましかったです。
最後の最後まで紳士的でカッコイイ紫吹さんには脱帽。
そりゃけいちゃんも惚れちゃいますよね(笑)
紫吹さんはじめ、キャストのみなさんには楽しませて頂きました。
歌のたびにワクワクしました。
この作品を観に行くきっかけをくれたけいちゃんにも感謝。
ありがとうございました。