保田圭ちゃんの主演舞台『人生はショータイム!』。
とうとう昨日で幕が下りてしまいました。
寂しくて、悲しくて、切なすぎます。


劇中のセリフにもありましたが、

“夢をみていたのかも”

そんな風にも思ってしまうほど、魅了されました。

“夢からさめたくない”

切に願っています。



まだちゃんと現実に帰ってこれてはいません。
ずっと心がフワフワしています。
すべきことに集中していないと、すぐ舞台に思いを馳せてしまって。
片っ端からいろんな場面が浮かんできます。

なので意味なくニヤけていたり。
ウキウキ
ワクワク
ドキドキしていたり。
かと思えば、切ない場面を思い出して急に胸が締め付けられたり。

油断すると顔に出てしまうんですよ。
怪しすぎますよね…。
なるべく外では気を抜かないように気をつけています(笑)





けいちゃんが今日の更新で書いていた「代表作」。
自分もそう思っています。
間違いなく、『人生はショータイム!』は“女優保田圭”の代表作です。



この作品、先日レポに書いた通り、凄い作品でした。
作品の持つパワーははかりしれません。

その中で、けいちゃんは芝居、ダンス、歌のすべてで魅了してくれました。
レポはけいちゃん中心なので敢えて触れませんでしたが、3つすべてをやったのはけいちゃんだけなんです。

けいちゃん以外に歌があるのはROLLYさんと日向薫さんだけ。
アイドル役、下田麻美さんの歌は口パクです。
ROLLYさんは踊りませんし、日向さんも(元看板ダンサーという設定なので)ラストに軽くダンスに加わる程度で、ラストショーの歌で華を添えています。
その歌が鳥肌ものだったりします。


ほぼ舞台に出ずっぱりな上に、歌とたくさんのダンス。
けいちゃんには、
やらなければいけないこと
が誰よりもありました。
セクシーな体づくりもそうですね。


いつもよりも表情豊かな芝居。
保田圭としてではなく、“美園エリコ”として唄う歌。

さらに、プロのダンサーたちの中で、“天才ダンサー”として存在しなければいけない。
そのプレッシャーは相当あったと思います。


でも、しっかり魅せてくれました。
どれも輝いていた。
ヒロインとしての役割を果たせたと思います。




自分の勝手なこだわりなのでどうでもよい話かもしれませんが…。

『人生はショータイム!』

舞台を観るまではずっと、けいちゃんの“出演”作品と書いていました。
今は、“主演”作品と書いています。

お気づきですかね?

このことが、自分にとっては大きかったりします。


もちろん、向井翔を演じるROLLYさんが主演であることは間違いありません。
ストーリーの主人公です。

でも、けいちゃん演じる美園エリコも、ヒロインであり、ストーリーの主人公。
翔とエリコの出会いから別れが、ショークラブを舞台に描かれています。

ショーに関わる人々と。
波瀾万丈な人生を送るエリコに関わる人々。
その中で、2人を中心に進んでいるのです。



レポでは割愛しましたが、舞台冒頭には、エリコの見せ場の一つとなる場面がありました。

酔っ払ったエリコが、マネージャー祐美子(三好絵梨香)と一緒に「コルドンブルー」にやってくるところ。
店が閉店して数年後かの設定でしょう。


エリコがステージの真ん中に立った時、観客の拍手の幻聴が。
ステージに膝をついて佇み、両手を広げる。
この背中がめちゃくちゃカッコ良かった。

エリコは翔との昔の会話を再現します。
一人芝居です。

けいちゃん、口調だけでなく、声色も変えて。
翔が乗り移ったかのようでした。


一回、観ていると、この冒頭のシーンが引き立ちますね。
けいちゃんも、パンフレットの座談会で言っていたように、二回目は泣きそうになります。


翔は、
エリコの中で
このコルドンブルーの中で
今も生きている。
そう感じられて、こみ上げてくるものがありました。



そして、舞台のラストもけいちゃん。

コルドンブルーのラストショーの終了と共に、この舞台も終わります。
ラストショーに参加する
ダンサーさん全員
イケメントリオの渡辺大輔さん、北代高士さん、河原田巧也さん
このショーの為に復活する元看板ダンサーの日向薫さん
そしてけいちゃん。
みんなキラキラギラギラ眩しいです。


最後、映像作品ならラストカット。
真ん中でキメたエリコにスポットライトが残り、それが少しずつ消えていきます。
この最後の表情がすんごくいいんです。

ラストショーで燃え尽きた万感の思い。
ステージ前、
「俺の集大成だ」
と言った翔に
「私の集大成でもある」
と答えた通り、すべてを出し尽くしたんだなと。
悔いなんて微塵もない、とてもいい表情をしていました。


千穐楽は前に観たよりもスポットライトが長く感じましたね。
表情もすごく良くて、
あぁこれで“美園エリコ”とはお別れなんだ
としみじみ切なくなりました。




今回、歌やダンスに注目がいきがちですが、演技でもしっかり魅せてくれて。
前回のレポのように長くなってしまうので割愛しますが。

表情の演技、声の抑揚、本当に良かった。
喜怒哀楽、すべてを観られるのも、感情豊かな“美園エリコ”という役なればこそ。

得意とする哀愁ある芝居も。
今年の出演作品で磨きをかけていると思う、全身から発する怒りも。
本当に本当にいろんな表情が、いろんな感情が観られました。


どんどん変わって。
その振り幅が大きくて。
一時も目が離せない。
けいちゃんに“魅せられ”ました。




本人も宣言していて。
自分の勝手な思いではなくなりましたので。
改めて、

『人生はショータイム!』は“女優保田圭”の代表作です。