腎臓は老廃物や毒素の排出、電解質の調整などにより内部環境の維持を行っています。また赤血球の産生や血圧調節にも関与する重要な臓器です。
腎不全とは腎臓が不可逆的に障害をうけ機能が低下した状態です。慢性腎不全は数ヶ月から数年かけて進行します。
初期の症状は多飲多尿です。進行すると食欲低下、嘔吐、体重減少、脱水、貧血などが認められ、さらに悪化すると尿毒症となり全身の臓器に障害を与えます。残念ながら失った腎臓の機能を完全に元の状態に戻すことは出来ません。治療としては食事療法や輸液、投薬治療などがあります。
いただいた検査結果のみでは腎機能を正確に判断することはできませが治療を行うことで進行を遅らせることが可能かと思います。
かかりつけの獣医師とよく相談され今後の治療方針を立てられることをお勧めします。


【当病院での経過】 前庭疾患で、眼球震盪が酷いので、4日間ステロイド投与。
斜頸、痙攣、四肢硬直、歩行困難などの後遺症もあり、漢方類を投与。
3日後から、徐々に歩き出す。*

前庭疾患についてと漢方の症例

老齢犬に多い病気として、前提疾患があります。 

前庭神経は体の平衡をつかさどる部分であるため、ここがおかしくなると体のバランスが上手く取れなくなり、頭をかしげるような仕草をし始め、まっすぐ歩けなくなってグルグル歩き回ったりするようになります。

前庭疾患は重症になると、四肢硬直し、全身麻痺になり、横に倒れたり、目が周期的な細かな動き(眼球震盪)をみせることもあります。

前庭疾患は主として突然、しかも中年~老齢の時期に起こる病気で、犬種に関係なく、どの犬にも起こります。
そして前庭の病気の中では内耳感染に続いて、2番目に多いのは、急性の前庭異常疾患です。

前庭疾患は時間と共に穏やかに改善していくケースがほとんどですが、症状が徐々に重くなっていくようなら要注意です。

錦戸獣医科病院での前庭疾患での治療は、まず通常の前庭疾患の治療方針に従い4日間ステロイド剤を投与します。

斜頸、痙攣、四肢硬直、歩行困難などの後遺症もある場合、

 神経・経絡に働きかけ、抗炎症作用を持ち、栄養状態および血行を改善するような漢方治療と、レーザー針治療や、首のマッサージをおこないます。

そのような治療をしていますと、上記のような良い治療例が出ることがあります。

犬の前提疾患や、その後遺症、その他脳障害でお困りのかたは、当院へお問い合わせください。


「犬の脳障害、脳障害後遺症、前庭疾患の漢方治療の症例」などのご相談、アドバイスは、「ペットの漢方研究会 錦戸獣医」にご質問ください。