昨日の土曜日のこと。

 

 

 

 

今日はどこに出かけましょうか?

 

 

 

 

台風が近づいているというのに、ウチのダーリンがうるさかった。

 

だから、ちょっと叱ってみることにした。

 

 

 

 

こんな日は、家で過ごして

 

無駄なお金は使わない方がいいの。

 

 

 

 

そうですか?

 

 

 

 

そうです。

 

だから

 

浮いたお金は、次のデート代に回して

 

たまには、フレンチやイタリアンを食べに行きませんか?

 

お金はね、ダラダラと使っていないで

 

ここぞ! という時に使うものです。

 

 

 

 

けれど

 

私の言葉なんか、ダーリンは聞いちゃあいない。

 

 

 

 

じゃあ、買い物に行きますか?

 

だの

 

映画でも観にいきませんか?

 

だの繰り返すから、根負けしてつい言っちまった。

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、ジェラートを食べに行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで

 

ダーリン(くどいでしょうが、ノッポさんのことね)の家から

 

車で20分ほどの距離にある牧場に

 

ジェラートを食べに行った。

 

冷凍ケースを前にして財布を持って、ぼーっと立っているダーリンに

 

ダブルを頼んでいい?

 

と言ってから、さっさとダブルを注文をした。

 

いつもの私なら、遠慮をしてシングルを選ぶのだけれど

 

女王様として君臨することを決めたから、これも鍛錬のひとつ。

 

 

 

 

チョコレートとミルクのダブルは夢心地に美味しかった。

 

 

 

 

 

 

 

ジェラートを食べた後に、ちょうど雨が上がったので

 

牧場の周りを歩いてみた。

 

 

 

 

 

埼玉県だとは思えない北海道的風景に感動した後、

 

ダーリンの運転する車に乗って

 

ステーキのどんで降りてお昼ご飯を食べた。

 

ちえっまたファミレスかと思わないでもなかったけれど

 

初めて入るお店だから美味しくいただいた。

 

 

それはさておき

 

 

食事中だっていうのに、ダーリンってば

 

着ているシャツをクンクンクンクン。

 

 

 

 

 

なんだか、牧場の匂いが染み付いた気がします。

 

 

 

 

 

言うに事欠いて、ダーリンったら、言ってくれるじゃない。

 

私はちょこっとカチンときたので、無視をしていると

 

同じ言葉を繰り返すから

 

ふーん? 気のせいじゃない? と言って差し上げたのに

 

それでもしつこく

 

臭いですよ。絶対に染み付いてます。

 

と繰り返すから、しかり飛ばしてやった。

 

 

 

 

あのね

 

私がせっかく連れて行ってあげたのに

 

(車を運転したのも、お金を出したのもダーリンだけど、この際そんなことはどうでもよいの)

 

匂いが付いたとか、そんな神経質なことは言わない方がいいんじゃないの?

 

しかも食事中に。

 

私に失礼だと思わないの?

 

本当に匂いが付いていたとしても

 

言わないのが礼儀じゃない。

 

 

 

 

 

 

っつたら、ダーリンったら「ごめんなさい」だって。