愛猫ごてんの毎日のこと。




星たちの詩が聴こえる。

PCディスクに向う私を追い越して

窓枠に飛び乗ること。





星たちの詩が聴こえる。

窓枠でハイジャンプの構えをすること。





星たちの詩が聴こえる。

本棚の上に飛び移ること。





星たちの詩が聴こえる。

高い位置から私を見下ろすこと。






星たちの詩が聴こえる。

匂いをつけること。





星たちの詩が聴こえる。

相変わらず目つきが悪いこと。






毎日毎日この繰り返し。






星たちの詩が聴こえる。

この本棚の上がごてんのお気に入りの場所。

私やパグズの動向がひと目で見渡せるから。

たぶん。

真相はごてんに聞いてみないとわからないけれど。



以前、本棚の上が痛かろうとの親心で座布団を敷いてあげたら

ごてんに却下された。

どうやら、寝心地は悪くないらしい。

ここで年に数回、ごてんは「うぐぐ」と言い出して

どばーっと胃の中のモノを吐き出してくれる。

「ぎえー!」とあわてる私と

「なにごと?」と吠えるパグズを

文字通り高見の見物のごてん。




素敵な性格だよね。

どう見ても使い古したおんぼろクッションにしか見えないけど。

だから、可愛いのだけど。