

*言葉と心のメカニズムを利用して不妊を辞める*

「人は見たいものしか見ない」
というのは、カエサルの言葉です。
※「ブルータス、お前もかぁ」
「賽は投げられた」の人ですね
この言葉は、脳科学でも証明されています。
正確には、脳は見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞かないし、感じたいものしか感じていないのです。
人は、見たいもの・欲しい情報は見るけれど、
自分にとって価値がない、もしくはそう思い込んでいるものは見えません。
正確にいうと、目には入るけれどもスルーしてしまうのです。
妊活を始めて、マタニティマークがやけに目に入るようになった経験はありませんか?
赤ちゃんを抱っこしているお母さんが、やたらと目に留まりませんか?
少子化と叫ばれている世の中で、こんなにマタニティマークを付けた方がいるんだ
って思いませんでした?
私は、死産をしてから、マタニティマークが大っ嫌いになったのですが、RASのお陰で、
数十メートル先からでもマタニティマークと妊婦さんを識別できるようになりました
視力が悪いんですけど、めちゃくちゃ良く見えるんですよ。マークだけは。
目に入った途端、逃げろ~と退散していました
恐るべし、脳の機能ですよね
人は、見たいもの・欲しい情報は見えますが、自分にとって価値がない、もしくはそう思い込んでいるものは見えなくなってしまうのです
正確にいうと、認知として上がってこないのです。
目に入っているものを処理しようとすると、脳の処理が追い付かず、パンクしてしまうからです。
生存の為に、手を抜いているんですね
なので、今、目の前に見えている”現実”(だとおもっていること)は、
あなたが見たいもの・重要だと思っていることで構成されているのです。
うそ~ん
と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、例を一つ。
例えば、ご主人と出かけた際、
妊活中のあなたがマタニティマークばかり目につくのに対し、
ご主人は「えっそんなにマタニティマークあった?そんな赤ちゃんいた??」などとリアクションされたことはないでしょうか?
それは、あなたとご主人で見たいもの・重要なものが違うからです。
ご主人が仕事で頭が一杯でしたら、一緒に出掛けても、「あ、あれ今度のプレゼンで使えそう」
なんて思っているのです。
この脳の機能を踏まえますと、
今、あなたがにとって本当は有益かもしれない情報が、RASによって、遮断されているかもしれないのです
妊活中で、手詰まりを感じてしまった時、
いつも同じパターンを繰り返していると感じる時、
このことを疑って欲しいのですね。
えっ、じゃぁどーすりゃいいのよ
ってなりますよね。
このRASのシステムを変えるために、手始めに出来ることは、今までこの方法が正しい!!と思っていたことを疑ってみることです。
例えば、有名な例?として
不妊治療のクリニックの転院ですね。クリニックの方針を疑ってみる。
「一周期も無駄にしたくない」という気持ちも分かります。転院すると振り出しに戻るケースもありますから。私は、5回くらい転院しましたが
でも、出来れば避けたいですことですよね。
一周期休んでみるという方法もあります。
万年不妊治療家だった私は、一周期さえお休みするのも嫌だったのですが、夏は卵子が育たない体質で、7月8月はいつも休んでました。
※夏の暑さで身体がバテテ、育たないのです。高校生の頃から夏は生理が遅れていたので、生まれつきの体質なんだと思います。
治療を休んでいるとき、客観的に治療を見直すことが出来ました。
他には、古い受精卵から戻す方針やグレードの高い卵から戻す方針のクリニックがあると思います。その方針に、一言提案をしてみるのはどうでしょうか。例えば、新しい受精卵から移植してもらう、もしくは、グレードにかかわらずランダムに戻してもらう、などです。※受動的な治療を能動的に変化させる目的もあります。
私はグレードE(そのクリニックで最下位)の卵を戻して、妊娠したことがあります。グレードは、あまり気にしなくてもいいというお医者様もいらっしゃいますしね。
不妊治療歴が長くなればなるほど、
○○は~すべき!など、
何かしらの固定観念があると思うのですね。
その凝り固まってしまった考え方を少しだけ柔らかくして、多方面から光をあててあげることで、現状打破のヒントが見つかるかもしれないのです。
妊活中のヒントになりましたら幸いです
最後までお読み頂きありがとうございました
どうぞ良い一日をお過ごしくださいませ。