家族が、家族であるために。(47)~絆~ | star☆mayのブログ ~2人の自閉症児とうつ病の妻を抱えたパパの奮闘記~

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自閉症と診断された2人の子供。
うつ病と診断された妻。
家族が、家族であるために。
右往左往しながらも、とにかく前を向いて、
一歩づつ、一歩づつ歩んでいます。

 いきさつは、前記事を参照下さい。
前回のいきさつ

(2015年12月3日)
妻との四か月余りの別居生活は、こうして終わりを告げた。
支払った代償は、余りにも大きかった。
しかし、その対価としてかけがえの無いものを得たように思う。

別居生活で失ったもの。
多額のお金。
膨大な労力。
精神力。
家族四人で過ごす貴重な思い出。

代わりに得た、かけがえのないもの。
妻の精神的自立。
夫婦の絆。

正直、妻が帰ってきてくれた実感が湧いてこない。
なぜなんだろう。
言葉では言い表せない、不思議な感覚。
二人でいるのに、何故か違和感を感じる。

いや、違う。
変わったのは、私ではない。
妻の方だ。
きっと、今の妻の姿が本来の姿なのだ。
妻は、見失っていた自分自身を、やっと取り戻す事が出来たのだ。
自分自身の力で。

妻は30年余りの月日をかけて、やっと自分自身を取り戻した。
そして、私の元に帰ってきてくれた。

ゼロからの再スタート。
我が家には、布団も、食器も、貯金も残っていなかった。
私たちは、生命保険を切り崩して布団を買った。

この日は、妻が晩御飯を用意してくれた。
妻の手料理は何年ぶりだろう。
私は、本当に嬉しかった。

明日は、ハンバーグに挑戦してくれるそうだ。
楽しみだが、無理はしないで欲しい。

 

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