私は自分の名前が嫌いです。
いや、それ以前に人間一人ひとりに名前がついていること自体不自然だと思います。
もちろん認知しやすい、認知可能な範囲に収まる識別コードとしての必要性は理解できるんですよ。人間の必然の帰結だとすら思えるんですが、違和感は拭えない。
動物って群れの中である個体が死んだとしても、そこに名前はなくて群れは群れとして、動き続けるじゃないですか?現実にはどうかは分かりませんが、そんなイメージです。
人間の死だって、固有性なんてとっくに剥奪されてるんじゃないかって思うんです。別に死に限らず、脳内で作り出したメタデータの集合が固有性なのだとしたら、邪魔なんですよね。五月蝿い。
単に私が年齢を重ね、認知する能力、感受性が衰えてきて、認知できるメタデータの範囲が狭まってきただけかもしれませんが。
私は名前がなくても、ただの個体で、統計上処理されるだけの群れの中の一つに過ぎないということを理解し始めたのかもしれません。
早く終わりが来ないかなぁ。