先日、2022年と2023年の天文手帳のデータの写し作業をしようと、表紙装丁を外したところ1枚の記事が出てきました。
2018年の物と思われる、藤井さんが書かれた天文ガイドのシリウスBの記事です。学生時代からの目標だったシリウスB確認のチャンスが近づいて来て、その時を逃さない為に切り取って、年度が代わる度に移していた訳です。
今回この記事を見た2日前に、人生初のシリウスBを実家の20cm反射経緯台で見るなんて・・・
今振り返ると、記事が藤井さんのものでなかったら残していなかったでしょう。易しく簡潔明瞭な解説と、親しみやすい図構成が手元に置きたくさせるのだと思います。
今回、藤井さんが亡くなられたことで、天文作家としての大きな星を失いましたが、今後誰からも愛される新しい作家が現れることを期待してやみません。