最近皆さんスマホを持っておられるので

お子様が矯正や定期検診で来院されたときに

キシリトールガムを噛んでもらって動画撮影していただいてるんです。

 

はじめは、何も声かけせずにいつも通り噛んでもらいます。

途中から、改善した方が良い点を伝えます。

 

この方法でガムトレーニングをしてみると

お母様もお子様も、「なるほど〜」と納得されます。

 

私がよく指摘する事になる点はこんな感じです。

皆さんもぜひやってみてくださいおねがい

 

使用するガムは、キシリトール100%がお勧めですひらめき電球

 

 

 

 

 

 

 

 

お口を閉じて〜

 

ガムを噛んでいる間、ずっと口を開けているので

ガムが見えている状態です。

もちろんクチャクチャ聞こえます。

 

食事中も歯が見えていたり、食べ物が前から見える状態だという事です。

噛んでいる最中も、しっかりと口を閉じて口周りの筋肉を動かしてもらいます。

そのためには、鼻呼吸できないといけませんから

鼻に病気やアレルギーのある人は耳鼻科での治療も必要です。

 

 

右も左も両方で噛もう

 

右ばっかりで噛んでいる人、左ばっかりで噛んでいる人、

自分では気づかないうちに噛みやすい方ばかり使っています。

 

虫歯の治療中で、しばらくの間だけなら仕方ありませんが

本来は、左右の両方で噛むことがベストです。

 

片方噛みが習慣になってしまうと、筋肉のつき方にばらつきが出て

顔が歪んでしまいます。

 

ひどい場合は、顎関節症や顎が外れる原因にもなりますので

早めにチェックして、両方噛みを意識するようにしたいですね。

 

 

 

前歯でも噛んで〜

 

これは、声かけしないとなかなかできていません。

「え?前歯で噛むのですか??」と言われることも多いです。

 

何故なら、普段前歯で噛みちぎるような動作をしたり

よく前歯を使う食事が少ないからです。

 

お皿の上に準備された食べ物は、きれいにカットされて

とても食べやすい状態になっていますよね。

 

お箸でお口の中へスポンっと入れると、いきなり奥歯ですり潰す感じです。

前歯で噛むとしたら、とうもろこしやフランスパン、

スルメなどくらいでしょうか・・・

 

圧倒的に前歯を使っていないのです。

成長期には、前歯でしっかり噛む事によって、

顎が成長して、前歯から奥歯へかけての美しいアーチが完成するのです。

 

食事で足りない動きを、ぜひガムでやりましょう!

 

 

 

舌を使ってボールを作ろう

 

ガムが柔らかくなってきたら、お口の中でボール状に丸めましょう。

これが出来ないお子様もいるのです。

 

私が20代の頃には、喫茶店でジュースを注文するとさくらんぼがついていました。

飲み物を飲んだ後、さくらんぼのヘタを口の中に入れて、

舌の動きを使って、結んだりしたものです。

誰が早くできるか?など、懐かしく思います。

現代の子供たちには、ハードルが高そうですね・・・

 

舌が自由にしっかりと動くように、ボール以外にも

「舌打ち」「レロレロ〜音譜運動」「あいうべ体操」など

遊びながらトレーニングしていただくといいですね。

 

 

 

貼り付けて唾を飲んだらどうなる?

 

丸めてボール状になったガムを上アゴの天井部分に貼り付けます。

それを舌で押しながら、唾を「ごくん」「ごくん」「ごくん」と

3回飲み込みます。

 

鏡を見てガムが伸びている方向をチェックします。

喉の奥の方へ向けてガムが伸びていたら大正解!!

もし、前歯の方へ伸びていたら❌です。

 

日頃、唾を飲み込むたびに舌で前歯を押している可能性があります。

それが習慣化してしまうと、前歯が出っ歯になってしまいますあせる

 

正しい飲み込み方を定着するためにも、ガムで練習しておきましょう。

 

 

矯正をしなくても、きれいな歯並びが完成するなら

それに越した事はありません。

 

現在矯正中の方も、後戻り予防のために同時進行で

しっかりトレーニングさせてあげましょう。