事の発端は…
自転車が盗まれてしまったところから始まる。


その日夕方
夫は  自分のお店(居酒屋)に出勤しようと
娘の自転車を拝借し乗って行ったのだ。
出勤途中に買い出しへ
スーパー2件に立ち寄り
自分の店に行ったそうだ。

その日は8時から予約があり、
私は子供達(中1、小6、1歳)の食事と
末っ子の寝る準備を済ませ
夫より3時間遅れて8時前に出勤した。

が、そこで店に自転車が停まっていないことに気づく…。
ん…嫌な予感…。

私「自転車は?」
夫「あれ?ない?」
私「ないけど…。」
夫「(店前を確認し…)ホンマや…」
私「え。カギは?」
夫「してない…。」
私「え。また?!」

嫌な予感が当たった…。
夫はカギをかけれないのである。
それで過去に何度も自転車を盗まれている。

しかも中学入学に娘に購入した自転車。
まだピカピカである。

夫は自転車に鍵を閉めないと盗まれてしまうと言うことを学習しないのである。

再婚をして3年。
鍵や財布  携帯をよく失くし  自転車も盗まれる。
不注意な人だとは思っていたが
今回ばかりは想像を超えた。

まだ新しいピカピカの自転車に
鍵を閉めないことがまずありえない。
しかも  もう一つ…。

夫「あれ?どこに自転車停めたっけ?」

家→スーパー2件→店

の間に最終  どこに自転車を停め
どこで盗難されたのかがわからないのである。

自転車に乗って行ったのに
自転車の存在すらを忘れるという
さっぱり理解不能な事件が起きたのである。

私はこの時  確信した。
この人  絶対  頭がおかしい。
普通の感覚じゃない…!!!!




それから  本当の
私と夫と子供達との奮闘記が
始まったのである。