【エブリシング・エブリウェア・オール・
 アット・ワンス】


一人の女が部屋に入り座る…
その台の上には…
紙が散乱している…
なんとかしようとしているが…
何から手をつけていいのやら…
と…困っている…

そこに…
現れた男
女から紙を取る…
女は…ふざけないで
忙しいんだから…と

何も手伝えないよ…
それよりも
他に大事な話があるんだ!

何? 言って
何なのよ…

聞く気ないんでしょ?
そしたら
またにするよ…

だってこれ…
父さんが起きる前に済ませないと
いけないのよ…
テーブルクロスにアイロンして…
天井のペンキ塗りも…

それはもう やったよ…と
バイロンとも話した
合唱のサプライズ

ヌードル作って

じゃあ…あとで話そう
午後とか?

5分 父さん
茹で過ぎ 嫌いだから…

わかったよ…

ペンキは何色?

白色だよ

白も2種類あるから…
ランドリー用とアパート用
逆に塗らないで…

頼むから落ち着いてエヴリン…

完璧にしたいのは…
わかるけど…
家事も仕事も頑張ってるのを見て
お父さんもほめてくれるよ

バカね…
父さんは そんなとこ見ない

僕らがわかってれば十分だろ?

その時…
どこにいるのかな?
エヴリンと呼ぶ声…が

父さん…起きた
と…ブザーが鳴る…
ジョイが来た?
食事の準備して

あとで話せる? と一人呟く…
その男の手には…
離婚申請書が…

ウェイモンド・ワンは
離婚をここに申請しますと…
書かれていた…

女がコインランドリーで
回る洗濯物を…じっと見ていると…
いきなり ほっぺたにキスをされる…

今日はありがとね…と
相手の女に…
いつもよりカワイイと言う

モルモン教の娘みたいな服が好き?
太ってるとかママが言っても…
気にしないで

それって愛情表現じゃないの?
と話していると…
いきなり扉が開く!
エヴリン…ワンさんと
挨拶をする女…

エヴリンという名の女は…母親
もう一人分 食事を作らなきゃ…
と言いながら入っていき…
ジョイよ…ベッキーも一緒

忘れたのか? とウェイモンド
監査官にジョイが通訳するから
お義父さんの世話を頼もうって…

ウェイモンドはエヴリンの夫

ジョイは娘

わざわざ ”彼を“ 
呼ばなくてもいいのに…と

彼女…とジョイ
いつもこんがらがるのは…
中国語は一緒だから簡単
二人の格好…
”彼“ ”彼女“
誰だって間違えるわ…と
エヴリン…

とにかく
私の英語は問題ない

通訳は要らないから
あなたは残って
だから…
ベッキーには帰ってもらって…と

ベッキーは手伝いたいの…と
いつも勉強になります
お年寄りは賢いから…と

ゴンゴン=父さんは連れていきましょ

二人は飾りつけして
監査のこと話した?

ブザーが鳴る…
お客さんよ 早く食べてといい
階段を降りていく…
そのあとをジョイが追う
待ってと…
時間ない…とエヴリン

他の時なら
いつでも歓迎するけど…
今日はすごく忙しい

暇そうだけど…とジョイ
天井を見て…
違う色のペンキ塗ってる…
と嘆くエヴリン…

ベッキーを嫌いなんでしょ?
好きよ…いい子だし
あんたは幸せよ
女の子と付き合うことに
理解のある
母親をもってるんだから…と

白人でも反対しないし…
半分メキシコ人だし…とジョイ

ゴンゴンは無理よ…
中国から来た早々
心臓が止まるわ…

変わった客への対応…

そして…エヴリンを呼ぶ
オジサン…
20ドルが
またマシンに食われたぞ…と

ウェイモンド!
お客さんよ…と

エヴリン〜と寄ってくるオジサン…
わしの妻も
同じ香水を使ってたよ…と

今夜のパーティーは来ます?
来るよ
招待券もある
そこにウェイモンドが

服を動かした?と聞く
満杯だったから…
いくつか2階へ
服も喜ぶと思って…という

ウェイモンドは…
ほら…やっぱり嬉しそうだ…と

ジョイは
母親にベッキーのことについて
話している…
母親は…ウェイモンドの愚痴を話す…

その二人の間には防犯カメラが…
そこに映し出されている
夫…ウェイモンドの動きがおかしい…

人間というか…
獣…みたいな動き方をしていた…

そのことには
二人とも…
気づいていなかった…


エヴリンは…
毎日…毎日
家族のために
懸命に働いている…
が…
何かを
見落としているのかも
しれないが…
それは
なんなのか…


続きはDVDで…