2000年5月に結婚して半年くらい待っての渡米です。結婚した後彼は一足先にアメリカで仕事、家などを用意して待ってたわけです。
私は渡米までアルバイトをして、いざビザが届くと喜び勇んで片道のチケットを買いました。
もう戻ってこないんだ!
最初の入国審査はロサンゼルスのLAXでした。移民のための書類とレントゲン写真の入ったオレンジ色の封筒をうやうやしく差し出した私に返ってきたのは黒人のブスッとした係官の大きなため息でした。
またかよ(︶^︶)
って思ってたんでしょうね。
凹んで笑顔も凍った私でしたが、別室に通されてしばらくしてやってきた係官は今度は弾けるような笑顔で「ようこそ、アメリカへ。私たちはあなたを歓迎します!」と握手で明るく迎えてくれました。
この最初の移民の入国は係官のそれこそ気分次第で入国できずに強制帰国なんてこともあります。
私の場合は特に問題もなかったので最初の黒人のおじさんの態度以外はどうということもありませんでしたがなんとなく今でもあのギャップは心に残ってます。
こちらの気持ち次第でなんとでもなることですが、光と影のように印象的でした。