朝起きると30歳のぼくは18歳に戻っていた。
じーっと見てみると、
狭い天井、部屋、狭いワンルームの間取り。確かに覚えているこの感じ。
すぐにわかった。18の時の部屋。
18歳の時といえば、まだガラケーを使っていたし、mixiだってやっていた。
そんな時代に戻ったとして、それを受け入れることができるだろうか。
しかし案外すぐに受け入れられた。
それは普段からそういうことを考えていたからすぐにラッキーと思えたこと、
割と起きてしまったことは仕方ないと割り切れる性格であることに起因すると思う。
とはいえ、30歳のサラリーマンから
18歳の大学生に戻ったわけだ。
常々学生に戻ったら、もっと恋愛をしたかった、もっと勉強したかった、もっと派手なことを成し遂げたかった、
そんな思いを全てぶつけてやろう、
そう思っていた。
新しい冒険が始まる。
新しい人生を築いていける。
そう思ってぼくは部屋を出た。
