明治時代、産業革命があり郵便切手も発行されるようになりました。日本最初の切手は手彫切手。
竜の文様があることから竜文切手と呼ばれています。48文など額面が「文」でした。明治時代以降の「円、銭、厘、文」の単位が使用されて、額面も今とは違います。
現代では竜文切手などの手彫切手はプレミアがつきます。プレミア価格の切手は1000円から10万円以上と大きな差が付きます。手彫切手はその中でもトップクラスの買取価格。
買取相場は種類によっても違います。もともと同じ種類でも細かい違いがあるためです。コレクターの収集意欲をかきたてる、デザインの違い。
幻の切手だと、一枚でも1000万円以上と言われています。存在が疑問視されるものもありますが、使用済みの切手がはがきなどに使用されていて、未使用状態だと高額になるのです。
日本最初の切手というプレミアム。希少価値が付いて、高値で取引されます。高額な種類ではもともと希少価値がすべて。紙の切手の原価はたかが知れています。金貨とは違って、プレミア切手は存在そのものに価値が付くのです。
手彫切手には他にも竜銭切手、鳥切手などがあります。当時は洋紙が使われていましたが、印刷方法などで買取価格が大きく変わってきます。種類のわからないものは直接鑑定に出してみて、価格をきいてみましょう