◼︎オぺ開始

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
日々の体験、工夫したことなどを綴っています。


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まさか診察した3時間後に

手術することになるとは

思いもよらなかったが...

 

とにかく、手術着に着替えて

手首に手術用?のリストバンドを装着。

 

看護師さんに車椅子を押されて

手術室へむかう。

 

手術室の前室?みたいなところに着いて

ベッドへ移されたが、

手術室の看護師さんが

「あれっ、メイク落としてないの?!」

 

病室でも時間がなさすぎたせいか、

介添えしてきた看護師さんが忘れてた!と言う。

 

手術でメイクはNGだそうだ(あたりまえか)。

顔色の判断がつかなくなるので

ファンデーションはダメだし、

マスカラの繊維とかも精密機器には

NGだったりするらしい。

 

検査時の汗だくのおかげで

メイクなんてほとんど残ってなかったが、

看護師さんに

タオルでごしごし顔を拭かれ、

手術する側の右手に○印をつけられて

手術室へ。

 

初めての手術室は、

意外にも暖房で暑かった。

 

診察時、先生が

「手術の時は音楽かかってますからねー」と

話していたが、かかっていたのは

虚をついた「矢井田瞳ベスト」...

(続いて浜崎あゆみベストになり、

最終的にはCDの不調で止まっちゃった)

 

矢井田の「Ring my bell」が流れる中、

腰のところに下半身麻酔の注射を打つ。

激痛を予想していたのだが

先生の腕が良いのか、

そんなに痛みはなかった。

 

麻酔の効きはじめのことは

あまり覚えていないが、

足を触られてる感覚がないのに

目の前に自分の足が上げられていたのには

びびった。

 

ええっっっ、これ私の足ですかっ??

思わず言うと、先生は

「あ、よかった。麻酔効いてきてるね」

麻酔恐ろしや。

 

その後、うつ伏せに移されて

手術が始まった。

 

診察の時、

「麻酔で、触られてるけど痛くない

ヘンな感じすると思うよ」

と聞いていたけど

私は触られてることすら感じなかった。

麻酔がよく効いてたんだろうか。

 

「寝ちゃっていいですよ、寝る人多いです」

とも言ってくれたけど、

ビビりの私は結局眠れなかった。

 

途中、

緊張と恐怖からなのか、

室温が下がったせいなのか

歯のガチガチが止まらなかったりもしたが、

そんな中で

私を勇気付けてくれたのは...

 

腕に巻いた血圧計だった。

 

一定の間隔で血圧を計るらしく、

例のぎゅーっとした圧が腕にかかるのだが、

あれがまるで

頑張って!!」と

誰かが腕を掴んでくれているような錯覚....

 

図らずも、

先日怪我のことで電話した

友達の声が脳内再生したりした。

ありがとう、血圧計。

錯覚(妄想?)のおかげでがんばれたよ...

 

血圧計に励まされたり

ウトウトしかけていたら、

「もう中の方は終わったからね、

あとは縫い合わせて終わりですー」

と先生の声が。

 

縫合手術そのものは

1時間弱で終了。

麻酔などの処置時間も合わせて

予定通り2時間くらいだったと思う。

 

ベッドを移される時とか、

もっとウェイト落としとけばよかった...と

申し訳なくなることしきり。

 

病室用のベッドで

看護師さんと先生に病室まで運ばれ、

人生初の手術が終了した....

 

 

次回につづく