盆休みになってしまった。

 

自作の曲をアップしているサイトhttps://soundcloud.com/stainwayを紹介すると、とりあえずスマホで聞いてみる人が多い、また、iPhoneやiPadで聞いてもらう前提の曲作りをする必要があり、ミックス時にiPhoneのスピーカーでの聞こえ方もチェックできるよう、Macの音声出力をBluetoothでiPhoneに飛ばせる「Airfoil」(https://rogueamoeba.com/airfoil/mac/)というソフトウェアを導入した。

逆向き(iPhoneから他の機器)に音を飛ばすアプリは多数存在しているのだが、スマホから音を出すニーズは少ないのだろう。現存している(iOSのアップデートに対応している)アプリはこれのみ。

一旦スマホにダウンロードすれば音を出すことはできる。しかし、ミキサーやコップレッサーを調整しながら音を確認できないと素人にはなかなか難しいと思う。

 

最初リモート会議システムを試したが、どれも音がよろしくないので諦め、Airfoilを海外サイトから購入するためPayPalへの加入からという遠回をし…

で、iPhone側にもアプリ(こちらは無料)を入れ無事音が出たが接続が安定しない。詳細は省くがどうもBluetoothの問題らしいことがわかった。

愛用Macの設計された2010年、Bluetoothは最新技術だった。付属キーボードは有線だし、その頃、音声を飛ばす想定はされてなかったのでは?(今でも音質はイマイチだと思う)

 

そこで、MacPro(Mid2010)のBluetoothのアップデートを検討。

内臓アンテナの改造は早々に諦め、USBアダプターを活用することにした。(https://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=MM-BTUD46

Class1でMacで使えると明示しているものは無いので、色々ろ調べて(使えたと書いてあった商品の後継機種。その記事自体古いという…)上記の機種を購入。

アダプターを挿しただけでは内臓BTが優先されるので動作しない。ターミナルを使って優先を切り替える方法があるようだが他に影響があると怖いので(DAWは繊細)内臓BTのコードを抜くという方法を選択。

どれがBTのユニットでどのコードを抜けば良いかは、コレ(https://www.vintagecomp.com/sell/support/MacPro2009-11ac/MacPro2009-11ac.html)を参考にした。

 

無事、Bluetoothの接続は改善しAirfoilも安定した。

 

使い方に慣れるまで、また随分苦労したが省きます。

今では、BTで遅延はあるものの簡単にモニタースピーカーと切り替えて聞き比べできるようになった。

 

iPhoneのスピーカーって優秀だと思ってたけど、音声に特化してあるようで、音楽は意外と変わって聞こえる(聞こえない音も多い)ことも判明。

蛇足だが、Google Nest miniも接続してみた。2台をステレオにしてGoogle Musicの再生に使っているときはなかなか良い音だと感心してたが、モニタスピーカー(YAMAHA HS7)と聴き比べると全く異なる。(それっぽく聞こえるものの、音楽性に大きな差が出るように思う)

 

一番最初に書いたが、自分で作った曲を聞かせる機会があるとしたら、音源はネット上にあるので(https://soundcloud.com/stainway)いつでもどこでもアクセスしてもらえるのだが…音を出す機械は残念ながらスマホであることも多いと思われるので、MIXでは配慮したいと思う。

自分の制作環境で聞くと、様々な音色が時間的にも定位的にも丁寧に配置されて「場」を感じさせる繊細な曲(のはず)なのだが…悲しいかな、その環境で聞いてもらえることはまずないので。