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資金繰り・資金調達支援屋 Atsushi のブログ

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みなさん、こんにちは。

いつかは ”有名経済アナリストのように大きなセミナーで登壇したい ” 志賀篤史です。

当講座は今回が最終となります。


□ 翌期の計画

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仮に2012年度の収支実績がこの予想PL表の数字のとおりに終わったとします。

PL表の年間計の消費税欄を見ると仮受消費税が1,690千円で仮払消費税が

438千円、その差の1,252千円が仮受消費税の残高になっていることがわかります。

この1,252千円は負債であり2013年5月の申告の際に納付しなければならない

「税金」です。 (簡易課税制度適用についての記述は省略します)

また2012年度は6,638千円の利益が出たので税率を43%と仮定すると約2,854千円

の所得税が課せられます。

よって翌期の予想資金繰表作成の際には最初に営業外収支管理表の「法人税等」と

「予定消費税」の5月の欄(ピンクのマーカー部分)にそれぞれ 2,854 と 1,252 を記入

するところから始まります。

2013年度は早くも5月末日に合計4,106千円の支出があることに注意しなければ

なりません。

実績を全く同じフォームで管理していき、消費税と法人税が凡そいくらになるのか

概算で予想しながら納税のために資金ショートにならないよう資金計画を立てて

ください。


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ご意見やご感想がありましたら
   shiga638@gmail.com
      まで どうぞ。

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みなさん、こんにちは。

いつかは ”有名経済アナリストのように大きなセミナーで登壇したい ” 志賀篤史です。


前回検討した1,300千円の借入れで8月以降の現預金が足りているか、各月の残高を

もう一度確認してみます。 各表一番下の【 残 高 】に注目してください。

8月~2013年1月の現預金残高は以下のようになり、資金がショートする場面は

なくなりました。

(「収入の部」,「支出の部」を省き、「営業外収支管理表」だけを表示してあります。)

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2013年1月14日の一括返済で恐らく資金繰りは大丈夫だと予想資金繰表の上で判断が

出来ると思います。


半年に亘り当講座を進めてきましたがここまでが一連の予想資金繰表作成の方法です。

当講座はあと数回で終了致します。

次回は翌期の計画について少し触れておきます。


では次回に。


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みなさん、こんにちは。

いつかは ”有名経済アナリストのように大きなセミナーで登壇したい ” 志賀篤史です。


予想資金繰表の作成も最終段階に入りました。ここからは確認の作業です。

下の図は9月の現預金の推移をグラフにしたものです。

現預金の残高が9月では一番多いときと一番少ないときとで1,100千円くらい開きが

あります。

X社の場合、他の月もこのグラフのような傾向にあります。


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このように現預金残高は数字だけでなくグラフにしてみるとイメージが掴みやすい

のではないでしょうか。

「毎月この時期に入金があって、支出があり、また少し入金があって月末に支出がある」

という流れイメージすることは資金繰りの上で非常に有効だと思います。

同時に月末残高の数字の把握だけでは殆ど意味がないのもお分かり頂けたでしょうか。


借入れ実行の時期は7/20(金)の給与資金引落し時に最初に資金ショートが起きるので

7/19までに実行してもらわなければならないでしょう。

そして返済の時期ですが2013年1月以降は回収が追いついてくるので年度内に返済が

可能かもしれません。

借入などの負債の数字は決算書に記載されないほうが対外的な評価は高く見られます。

予想資金繰表に7月に1,300千円の借入を記入してシミュレーションしてみます。

金利は取りあえず3%とします。

7/15に1,300千円を借入れることとし、同時に支払利息は一括支払い、6ヵ月後の2013年

の1/14に返済の予定としました。

利息は1,300,000円×3%×6ヶ月÷12ヶ月で19,500円です。

「支出の部」の支払利息の11~15の欄に20、借入調達の11~15の欄に1,300と記入します。


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次回はこの1,300千円の借入れで8月以降の現預金が足りているか、各月の残高を見てみます。


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「10月~2013年3月」の「5日毎 予想資金繰表」です。

 (クリックしたら大きくなりますが不鮮明な場合は印刷をお勧めします )

 < 10月 >

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 < 11月 >

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 < 12月 >

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 < 2013年 1月 >

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 < 2月 >

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 < 3月 >

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9月はD社の入金の前に役員報酬と給与の支出があり、その支払い後には△1,208千円に

なることがわかります。

月末だけの数字をみてるだけでは月中の状態がわからないので、ここまで細かく見る

必要がありました。

借入金額は1,300千円、時期は7月中旬と想定しました。


次回はこの想定した借入金額と借入時期でもう一度シミュレーションし、返済時期を

検証して現預金が不足にならないか確認してみます。
「5日毎 予想資金繰表」です。毎月の一番下 【 残 高 】 を良く見てください。

 (クリックしたら大きくなりますが不鮮明な場合は印刷をお勧めします )

 < 3月 >

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 < 4月 >

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 < 5月 >

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 < 6月 >

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 < 7月 >  ( この月から資金が不足していくことが分かります。 )

$資金繰り・資金調達支援屋 Atsushi のブログ-72


 < 8月 >

$資金繰り・資金調達支援屋 Atsushi のブログ-73


 < 9月 >  ( 末日ではなく 「16~20」 にマイナスが最大になっています。 )

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次回「10月~2013年3月」の「5日毎 予想資金繰表」をupします。