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118分。5話のオムニバス。

『桃』
出演:長谷川京子、池内博之、野村恵理
監督:篠原哲雄
原作:姫野カオルコ

 人生の過去と今、という哀愁漂う作品(それでもまだまだ若者の話なんだけど)。29歳、人生の岐路に立っている主人公の周りのキャラクターからは、リアルな女社会の憂鬱さを受け取ることができる。
 長谷川京子、かつては一流アイドルの座にいたような気がしたけど、何かあったんでしょうか?池内博之は、昔、ただの「イケメン」だった頃より演技に磨きがかかっていて見違えました(演技に対する情熱を感じる)。野村恵理という名前をスタッフロールで見つけて、あれ、誰だったっけ……と思ったら、かつてセブン・イレブンのCMに出ていた女の子でした。
 これは前編を通して言えることですが、この作品に出演する女優は、あえて「落ち目女優」じゃないと選抜されなかったでしょうね。そういう状況にいる女優が適役っていう事で…。

『太陽の見える場所まで』
出演:大塚ちひろ 石井苗子 片桐はいり
監督:廣木隆一
原作:室井祐月

 タクシー運転手の片桐はいり、そこに(潜入)強盗に入った大塚ちひろ、そこに乗客として乗った石井苗子。最初はすったもんだするんだが、話をする内に各々借金の返済に困っている内情がわかり、やがてそれが3人の連帯感を生み出していく。「私は三百万、たかだか百万でギャーギャー泣いてるんじゃないよ」「私は六百万よ!」と借金自慢になってしまっているシーンが笑えた。
 後半は車がぶつかって意識を失った際?にハワイでダンスしているという3人同じ夢を見たという所からは、なんだかおかしな話になってきたなと思い、早送りしました……

『夜の舌先』
出演:高岡早紀 近藤公園
監督:松尾スズキ
原作:唯川 恵

 工場勤務の高岡早紀が、ちょっと気になる年下の営業の男と、寝ている間の夢の中で行為を行い、その快感に味をしめてしまう。5話の中でいちばん、単純明快で刺激的な作品。
 行為の最中にドアのノックの音がし、「ああ~んまだ目覚めたくない」という高岡早紀のセリフは、セックスは睡眠に似た、人間に欠かせない快楽なのではと思わせられる。
 なんというか、エロくていちばん良かった(笑)

『女神のかかと』
出演:大塚寧々 森田直幸
監督:西川美和
原作:乃南アサ

 思春期の始まりの頃の少年の、大人の女性に対する純粋なドキドキ感が味わえるこの作品。この原作者や監督は、こういう経験を味わった男性かと思わせるくらい、少年の細かな心情がリアルに伝わってきた。森田直幸の演技が、大人顔負けの素晴らしいものであったこともあるかもしれない。とにかく純粋な作品。

『玉虫』
………見てません(>_<)

female ¥5,040