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[Vol.20] ロン・ヘール -コートの全てを支配する!冷静沈着な“オールラウンダー”-

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得点力、リバウンド、ディフェンス。全てにおいて極めて高いレベルを有する三菱電機ダイヤモンドドルフィンズのロン・ヘール選手。チームメイトからも“リスペクトする存在”と称され、スタプロMNP投票でも年間のトータル獲得票数が1,000票を超えている。そんな彼に、普段聞くことのない子供時代のこと、未来のプレイヤーに伝えたいこと、そして彼自身の過去最長の在籍チームとなった“ドルフィンズ”についてスタプロ目線でインタビュー。一流バスケットボール選手の意外な素顔、チーム、ファンへの“想い”がここにある。

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-まずは、ロン選手の子供の頃のお話をお聞かせください

「どんな子供でも悪さはするけど、『いい子じゃなかった』っていう話はよく聞くね。どこまでは親が怒らないか、をチャレンジしてみるとか。でもお母さんは厳しかったから、悪さしようと思ってもそう長続きはしなかったんだ。悪さしたらその後の怖~いお仕置きがあったからね。でもそのおかげで、刑務所までは行かずにバスケが出来ているよ(笑)」

-いわゆる“やんちゃ”だったんですね。ロン選手も4人のお子さんがいらっしゃいますが、ロン選手のご両親と、ご自身ではどちらが厳しい親ですか?

「自分の親の方が厳しかったね。僕は娘が3人だから、ちょっと怒れないというか、なんとなく弱みをつかまれているようなところがあるよ。逆に子供の方が僕をうまく利用しているかもしれないね(笑)。学校の成績とかそういったことは厳しく言うけど、他のことはほとんど厳しく言えてないね」

-お子さんはバスケットをされているんですか?

「上の子供3人はバスケットをしているよ。一番下の子はまだ小さいんだ。僕も1週間に4~5回は教えてる。早めに“頑張ること”や“バスケットボールには何が必要か“を教えておきたくてね。これからは、子供たちに『本当にバスケットがやりたいのか』ということを確認した上で、本当にやりたいのなら厳しく教えるつもり。どういうことをすれば良い選手になれるか、とかね」

-では、初めてバスケットをするお子さんに教えるとしたら、どんなことを教えますか?

「初めてでいきなり具体的なバスケットの技術っていうのは教えられないけど、まず子供に『本当にバスケットが好きで、本当にバスケットをやりたいと思うか』を確認するかな。もし本気でバスケットをやるのなら、どこまで努力が必要かっていうことを説明するね。そして、少し大きくなって“プロ”を目指すなら『本当に努力をして、いろんなことを犠牲にしてやらないといけないよ』っていうことも説明する。なぜならバスケットはいろんな場面で考え方やポジションがあるから、一つの事には集中できないスポーツ。だからたくさんの努力と判断力、思考力が必要なんだ。プレーで言うと、シュートが入ればシューターはどこのチームでも必要だから、シューティングとディフェンスができるようにたくさん頑張ってほしい。それから、最初はバスケットを理解して、バスケットを勉強することをしてもらいたいね。スキルを表に出す場面がわからなかったり、スキルがあってもバスケットの“深み”をわからない人もいるから。それはもったいないでしょ?」


-初めてバスケットに“集中できた”オフシーズン-
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-ロン選手自身がプロのバスケット選手になろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

「それはスポーツやいろんな物事が僕の周りにある中で、他の何よりもバスケットが上手かったから!自然とそうなったんだよね(笑)」

-今シーズンは昨シーズンに比べ、スコア、リバウンド、スティール、全ての数字で上回ってきていますが、ご自身では何が影響していると思いますか?

「怪我から復帰して、2011年の夏が初めてバスケットに集中できたオフシーズンだったから、それが影響したんじゃないかな。それより前の年のオフは、リハビリが中心になったりと、バスケットに集中することができなかったんだ。オフに集中できたのが凄く大きいね」

-練習中や試合中、アントニオ・ラングHCからはどのような役割を任されていらっしゃるんですか?

「役目はたくさんあるんだよ。点も取らないといけないし、リバウンドしないといけないし、いろんなことをできる選手じゃないといけないんだ。たくさん求められる“レベルの高い選手”でないといけない」

-ロン選手はよく、“オールラウンドプレイヤー”と評されると思いますが、自分自身ではどのようなタイプのプレイヤーだと思っていらっしゃいますか?

「う~ん、そうだねえ。ブロックショットもスティールも、スタッツを見るとJBLのトップ10には入っていると思うから、やっぱり“オールラウンドプレイヤー”になるんじゃないかな。どんなことにも対応できるっていうことでね。これからもHCやチームが求めるレベルの高さっていうのを保っていきたいと思ってるし、まだまだ努力をしていきたいと思っているよ」


-試合を決めた“ビッグプレー”。聞こえなかった“あの”大歓声-
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-ドルフィンズ歴が8年目で、一番長い在籍チームだと思うのですが、ロン選手にとってドルフィンズはどんなチームですか?

「バスケットの面から見ると、とても長い間在籍して、本当に“家族のような存在”でもあるね。長い付き合いの選手も何人かいるし、最近は1年間の間でアメリカより日本で過ごす時間の方が長い。だからこれからも日本のこと、ドルフィンズのことは一生忘れないだろうね」

-2011年12月18日、パークアリーナ小牧で行われた東芝戦。オーバータイム残り1秒、ロン選手のターンショットで逆転したあの瞬間、アリーナの盛り上がりは凄かったですね!

「そうみたいだね。でも僕の場合は、プレー中はかなり集中していて、周りの声がほとんど聞こえてないんだ。後で写真とか見て、そこで初めてビックリしたよ!ショットが入った後、スタンドが総立ちのような状態になっていて『こんなことになってたのか!』ってね(笑)」

-それだけ集中していたってことですね!では、ドルフィンズのファンについてどんな想いをお持ちですか?

「うちのファンはリーグで一番素晴らしいんじゃないかな。本当にサポートしてくれるし、最近は結果を残せていないんだけど、それでもサポートしてくれて、いつも最後まで応援してくれる。勝ったときは泣いてくれて、負けたときも泣いて『次は頑張れって!』って応援してくれたり。『選手の頑張りをいつも見ていてくれてるんだな』って感じるよ。良いときも悪いときも、常に見てくれているファンが本当に大切な“真のファン”だと思っているからね」

-最後にそんなファンの方たちにメッセージを!

「とても感謝しているし、試合に出ているときはいつもファンのことも考えながら、ファンのためにも勝とうとしているんだ。ファンはとても大事な存在だからね。試合中は集中して、声援が聞こえてないこともあるけど、みんなが応援してくれているっていうのは肌で感じているし、ベンチにいるときや試合が終了すれば、その声を直に聞いているよ。試合終了後のハイタッチのときも、みんなちゃんと待っていてくれて、サインを求めてくれたり。そういうのって凄く嬉しいよね。心から感謝しています。これからも応援よろしくお願いします!」

前回の田代選手との対談でも、「ファンはとても大事な存在」と語っていたロン選手。常に冷静で物静か、ストイックな印象の彼だが、チームやファンへの想いはとても温かく、感謝に満ちているのがわかる。JBL2011-2012シーズン、残り10試合。今週2月25・26日(愛知県体育館)は愛知県で開催されるホームゲームの最終戦だ。プレーオフ進出の可能性をかけた大事な試合に、ロン選手の活躍を、そしてチームの勝利を後押しするためにも一人でも多く仲間を誘ってアリーナに行こう!最後の最後まで諦めない!選手と共にシーズンを戦い抜こう!!

[インフォメーション]
取材場所:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ専用体育館
チーム名:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
対象選手:ロン・ヘール
文/写真:宮本雅

[取材こぼれ話]
前回記事の田代選手とのツーショット写真を改めてご覧になったロン選手、
「オ~、タシロ~」と言いながら、インタビュー中で一番笑っていらっしゃいました。
スタプロからの質問に、一言一言非常に丁寧に応えてくださる姿は
まさに“心はHOT、頭はCOOL”。そんな言葉がよく似合う選手です。
是非アリーナに行って、彼の“クレバーなプレー”を観てくださいね。
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[Vol.19] 梶山信吾&遥天翼 –選手対談・選手そしてファン、“声”が満ちるアリーナに!–

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リーグ13年目35歳の梶山信吾選手とリーグ1年目23歳の遥天翼選手。三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに所属する、所謂“ベテランとルーキー”という立場の2人。チームを支え、戦い続けるMr.Dolphinsこと“梶山信吾”からルーキーが学ぶこと。そして、そのベテランが刺激を受ける期待のルーキー“遥天翼”とは。一回り違う年齢の差が一切関係のない、“対等の立場”となるバスケットコートの中でのインタビュー。対談ならではのリラックスした雰囲気の中、少々脱線気味の話も織り交ぜながら(笑)、二人の“想い”を感じて欲しい。

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-まず、多くのファンの方が気にされている梶山選手の怪我の具合をお聞きしたいのですが

梶山「そうですねえ。腕は動くんですけど、まだ骨がきちんとくっついてないんですよ。
   だから、まだ負荷をかけたトレーニングができない状態です。今までこういった怪我
   っていうのはなかったんで、怪我した直後はどうしていいか分からなかったですね」

-その怪我の影響で、今シーズンはコートの外からチームを見ている状態ですが、
 “いつもと違う視点”から見ることで何か新しい発見はありましたか?

梶山「弱点だったり良いところだったりを冷静に見ることができますね。自分のためにも
   なるし、若い連中にも少しはアドバイスできるし、そういうところではプラスに
   なっているかなと思います。試合でも、前半にできなかったことをできるだけ早く
   伝えてあげれば修正もできるだろうし、冷静に見て状況判断をするように心掛けて
   います。もちろんスタッフはスタッフでいろんなことを考えているんで、
   邪魔にならない程度にアドバイスできればと思っています」

-その若い選手には、こちらの遥選手と湊谷選手の新人2人もいますが、
 お2人の活躍はいかがですか?

梶山「ルーキーらしからぬ2人ですよね。2人ともイイものを持っているし、能力もある」
遥 「そんなこと言われたら、照れますねぇ(笑)」
梶山「いやぁ、お世辞を言ってもしょうがないし、本当にイイもん持ってるよ。ただ、
   そのイイものを活かすにはもっと勉強しないといけないことがたくさんあるし、
   そこが経験の差だと思います」

-遥選手にとっては初めてのシーズンですが、ここまでの率直な感想をお願いします

遥 「僕自身にとっても今が我慢時なんじゃないでしょうか。試合に出られなくても、
   自分のために成長できることを意識して練習に取り組んで、チャンスが来たら
   それを出し切れるように常に準備をしていこうって思っています。
   試合に出ればいつでも結果を残せるような状態を保つこと。
   あと、これから僕自身が主力、戦力になるための準備期間だとも考えています」
梶山「テンのそういうところは本当に凄いなと思いますね。試合に出られなくて
   腐ってしまうとそこで終わってしまうんですよね。
   それを凄く自分で我慢しているし、自分の与えられた時間に全力投球している。
   1年目ってなかなか言われたことしかできないけど、自発的にそういうことを
   やっているっていうのは大したものだと思いますよ」

-梶山選手の1年目のときは、どのような感じだったんですか?

梶山「僕はスタートから出してもらってたんで、ベンチに下げられたときには
   やっぱりふてくされていましたよ(苦笑)。スタメンから控えになったときも、
   凄くフラストレーションを溜めていたし、そういういろんな経験をして来たんで、
   試合に出ている人のフラストレーションと、試合に出られない人の
   フラストレーション。いろんな感情がわかるようになりましたね。
   それは僕の利点になっていると思います」

-では、遥選手にお聞きします。
 そんな頼りになる梶山選手ですが、オンとオフの雰囲気は結構違うんでしょうか?

遥 「全然違います。プレー中とかは本当に真剣だし、プレイヤーとして“勝つために”
   えげつないこともするんです。でもコートから離れると、年齢が一回り違う分
   『あっ、優しい父ちゃんだな♪』って(笑)」
梶山「父ちゃんかよ~。“優しいお兄ちゃん”じゃないの?」
遥 「(笑)こういう感じで、こっちがイジったり、ちょっかいかけるときもあるんですよ。
   そういうことができる関係をカジさんの方から築いてくれているんですよね」
梶山「普段は一緒にゲームしたりもしますよ。移動中にいつもテンと某人気ゲームで
   “狩り”に行ってます!まるで子供と親ですよね~」
遥 「やっぱり親子じゃないですか(大笑)」

-ちなみに、その"狩り”のリーダーは…?

梶山「もちろん、僕です」
梶山&遥「(笑)」


-外国人とも対等に!その“気持ち”がテンの一番の強み -
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-では、梶山選手から見て、遥選手の強みはどんなところだと思いますか?

梶山「やっぱりテンの一番良いところは気持ちが強いところ。実はチームで一番
   気持ちが強い!あと“声”ですね。試合中も練習中も、プレーしている間は
   瞬時にいろんなことを考えないといけないんで、声を出したくても出せない人が
   多いんです。でもテンはそれができる。それから外国人と対等にマッチアップ
   できるっていうのも凄い強みですよね。外国人相手でもしっかりとディフェンス
   ができる体を持っている。それはテンにしかできないことで、日本人が外国人に
   マッチアップできるって凄く大きいことなんですよ」

-なるほど!逆に遥選手にとって、日本代表やオールジャパン出場経験のある梶山選手は
 どんな存在なのでしょうか?

遥 「やっぱり安定感があって、ボールを持っても周りが不安にならない。言い方は悪い
   ですけど、下手なことは絶対にしない。でも『チャンスがあればとことん行く!』。
   そこはやっぱり長年の経験なのかなと。同じフォワードですし、本当に盗みたい
   ものが多いので、復帰されたときにはどんどん盗んでいきます!
   そういう先輩が同じチームにいるという環境もありがたいですね」

-確かにそういった刺激のある環境というのはいいことですよね。遥選手はJBL初シーズン
 ですが、他にも刺激になる「これは凄かったな」と思う選手やプレーはありましたか?

遥 「そうですねえ…。まずは外国人のダンクですね!リングが壊れるんじゃないか
   っていう迫力で、学生じゃありえないですよね!あとは、やっぱりみんな
   シュート確率が高いんで、ノーマークだともう確実に決められちゃうっていう
   レベルの高さ。それから選手個人で言うと、圭さん(五十嵐圭選手)のプレー。
   一人で抜いて行ってレイアップシュートまで持っていけるスピードと一瞬の判断を
   間近で見ているので、単純に『凄い!』って思いますよね。もちろん、JBLの
   他の選手たちもみんなそれぞれ凄い能力を持っているんで、それを目の当たりに
   する度に『凄い!』って思いますし、勉強になりますね」

-梶山選手の中で印象に残っているプレーヤーはいらっしゃいますか?

梶山「大学の先輩でもあるんですけど、折茂さん(レバンガ北海道・折茂武彦選手)です。
   41歳でまだ第一線でプレーしているし、バスケットの“駆け引き”という点では
   確実に日本一だと思います。『北海道のバスケットを盛り上げたい』っていう気持ち
   も強い方です。実は後ろ姿やシルエットがそっくりだって言われるんです(笑)」
遥 「身長も一緒くらいじゃないですか?」
梶山「そうそう。身長も体重もほぼ一緒(笑)」

-これは、梶山選手と折茂選手との対談っていうのもおもしろそうですよね!折茂選手も
 北海道のバスケットを盛り上げる努力をされていますが、それにはやっぱりファンの力が
 不可欠。ファンへのアピール、ファンとの交流についてどう考えていますか?

梶山「やっぱりそういうことはもっとやっていって当然だと思っていますし、
   メジャースポーツって言われる野球やサッカーでさえやっているのに、
  『なんでバスケットはやらないの!?』って、歯がゆい思いをすることもありますね。
   だから今シーズンのスタプロさんの取材は、選手にとっても嬉しいことなんですよ」

-梶山選手は、いつもアリーナでファンの皆さんと接することを大事にされていますよね

遥 「そうなんです!それも見習わないといけないなと思って、僕もできる限り
   交流しようと心掛けています。ドルフィンズ宛のファンの方からのメッセージにも、
  『呼びかけに対して、もう少し反応してほしい』っていうコメントがあったんです。
   だから『ファンの人たちは見ていてくれるんだ』って思って、恥ずかしいんですけど
   なるべく反応を返すようにしています。本当に恥ずかしいんですけどね(笑)。
   選手コールのときとか、選手全員が反応を返せるようになればいいなとは思いますね」

-そういえば、ドルフィンズは照れ屋な選手が多いんですよね?

梶山&遥「そう(笑)!」
遥 「嬉しいんですけど、大概の選手が照れちゃって。実は僕も毎回恥ずかしいですから」
梶山「でもやっぱり僕らはファンの皆さんに会場に足を運んでもらいたいし、ファンの応援が
   一番力になりますからね。そのために僕らは、なるべくファンとの距離を縮められたら
   と思っています」


-ファン、そしてスタプロについて-
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-今シーズンからスタプロアプリで“選手への応援投票”を実施していますが、選手の皆さんの刺激になっていますか?

梶山「もちろん!一番投票が集まる選手は“MNP”ですよね?それはファンの人たちが純粋に選んでくれたものなんで、凄く嬉しいことだと思います」
遥 「Most Nice Playerですよね!やっぱり票をもらうのは嬉しいですよ。カジさんが今言ったように『ファンからの応援投票』ってことなんでね」

-そのファンの皆さんが、アリーナでは選手の皆さんそれぞれの大段幕を
 飾ってくださっていますよね?

梶山「はい。自分の名前が掲げられているわけですから、あれは嬉しいですよね!
   付けていただいた初日、すぐに気付きましたよ」
遥 「ルーキーの僕の分までシーズンが始まった頃から作ってくれていて、
   びっくりしました。本当に嬉しいです!」

-ファンの声援っていうのは聞こえているものなんですか?

梶山「もちろん!特にいい試合になったら声援って凄く重要だし響いてきますよ!」
遥 「アウェーでも聞こえるんですよね。タイムアウトのときとか
  『三菱がんばれ~!!』って叫んでくれて、そこがいいですよね」

-シーズンも残り2ヵ月。意気込みを聞かせてください

梶山「最後まで全力で、チーム一丸となって戦います!そしてやっぱり試合をしていくには
   もっと強くなっていかないといけないですし、勝てる試合を『惜しかったね』
   じゃなくて、後悔しないように一試合一試合戦っていきたいと思っています」

遥 「これから先の戦いでいかに自分たちのやってきたことを出せるかで、三菱は勝てる
   と思うんです。僕が思うに、試合の合間の限られた練習期間に、いかに調整して
   お互いに切磋琢磨して準備できるかっていうことがキーだと思いますし、やらないと
   いけないことだと思います。これから先、勝ち続けるめに!」

-最後に、お互いに残りシーズンで期待することを聞かせてください

梶山「テンには本当に頑張ってほしいって気持ちがあります。与えられたチャンスを
   確実にものにしてほしいし、自分では絶対に手放さないでほしい。
  『絶対つかんでやる!』っていう気持ちですね。そしてないとは思うんですけど、
   試合に出られなくても腐らないように。テン自身が初めに言っていたみたいに
   “自分の将来のために”頑張ってほしいですね」
遥 「なんといっても、早くコートに戻ってきてほしい!そしてカジさんにしかできない、
   第三者的な目でゲームの流れを読んだり、的確にアドバイスもしてほしい。やっぱり
   年上なんでいろんなことが皆に言えると思うんですよ。厳しいところは厳しく言って
   ほしいし、フォローもしてほしい。そういう“声”が僕もほしいです!」
梶山「おっ!なんかキレイにまとめたねえ(笑)」
遥 「はい!じゃあ、このインタビューのキーワードは“声”でお願いします(笑)」
梶山「“2人の声、ファンの声、みんなの声”ってことやね!」

「親子みたいだ」と語る2人の共通項は、バスケットへの強い想いと“ファンへの感謝”。だから、これからもファンの皆さんには2人に“あなたの声”を送り続けてほしい。現在は怪我の治療に専念し、ベンチからチームを見守る梶山選手だが、その彼を支えるのはファンからの声。そして、ベンチで悔しさを噛み締め“その時”を待つ遥選手の揺らぎない心を保つのもファンからの声。近い将来、2人が同じコートに立つとき、今までにない大きな声援で彼らのバックアップを!
ドルフィンズの愛知県でのホームゲームは、残すところあと4試合。2月18・19日は名古屋市東スポーツセンター、2月25・26日は愛知県体育館にて開催される。ルーキーたちが果敢にチャレンジする姿、ベテラン勢が経験とテクニックでアリーナを魅了する光景を肌で感じてもらいたい。このホームゲーム4試合で、勝利の瞬間の感動をアリーナ全体で味わおう!

[インフォメーション]
取材場所:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ専用体育館
チーム名:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
対象選手:梶山信吾(かじやましんご)/遥天翼(ようてんよく)
ブログ:kajiのブログ-三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ 梶山信吾ブログ-
Twitter:@Tenyoku_You
ブログ:遥天翼のブログ
文/写真:宮本雅

[取材こぼれ話]
普段、梶山選手のご家庭をご覧になっていると思いますが、結婚願望はありますか?
という記者からの質問に、「ありますよ!でも今はまだ…。僕自身がもっと
バスケット選手としても人としても成長できたときに結婚できたらいいですね」
と答えてくれた天翼選手。本当に真面目で熱い方ですね。
梶山選手は練習の最後に、軽くですがシュート練習をされていました。
怪我直後の痛々しいギブス姿を思うと、その回復具合にこちらも嬉しくなります。
梶山選手の一日も早いコート復帰を願っています!
チームの勝利を支えているのはコートに出ている選手だけじゃありません。
ベンチからチームを支えている選手にも注目し、応援するためにも是非アリーナに!
その時は、お友達と一緒に選手への“ナイスプレー投票”をよろしくお願いします。
お気に入りの記事には“Tweet”&“いいね!”をよろしく!(編集長 森)

[Vol.18] ドルフィンズ・スタッフ–“支える”ことに誇りを。そして、アリーナに“笑顔”を–

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選手たちが迫力あるプレーを展開し、ファンの熱い声援が飛び交う場所“アリーナ”。多くのファンを魅了し続ける場所には、必ずそこを支える“人”がいる。今回StaProWebがスポットを当てたのは、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの裏方スタッフ3人。普段なかなか目にすることのできないスタッフの役割、そしてチームやファンに対する想いを語っていただいた。断言します!この3人なくして、今のチーム、今のアリーナはあり得ない!

事務局:梅村佳範
~ドルフィンズのファンは“本物のファン”!~

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-梅村さんが事務局に入ったきっかけを教えてください

「大学の時にスポーツマネージメントを専攻していて、卒業論文の時に『JBLとbjリーグを一つにする方法はないのか』っていうことをテーマにしていたんです。それで三菱電機の現統括・小栗さんにもインタビューをさせてもらったんです。そしたら話しているうちに気に入ってもらえたみたいで、『卒業したらうちにくる気ある?』って声をかけてもらったんです。当時僕は高校の教員になる予定だったんですけど、こんなチャンスは二度とないだろうなと思って三菱に入社を決めたんです」

-“ドルフィンズ事務局 梅村さん”の一日を教えてください

「そうですねえ、いろいろあるんですけど…色々ありすぎて(笑)。大まかに言うと、今日のような選手への取材対応やゲームの準備、イベントの企画、来シーズンに向けての準備。選手の契約関係や予算関係、監査対応やマニュアル作りも担当していますよ。ファンの方にわかり易いと言えば、ハーフタイムのファン参加型イベントや試合後のハイタッチ。スポンサーによるイベント賞品の提供、応援メッセージなどは僕が企画せてもらいました」

-凄く多種多様なんですね!例えば「事務局の仕事をやりたい!」という学生さんがいたら、なんてアドバイスしてあげますか?

「バスケットが好きで、自分がバスケットをメジャーにしたいっていう気持ちのある人にやってほしいし、やるべきだと思います。実際やってみると華やかな仕事っていうのはほんの一部。90%以上は泥臭い仕事なんで、そういうことも乗り越えてファンや選手のためにできるのは本当にバスケットが好きじゃないと無理だと思いますね。だから“何ができるか”より“バスケットが好き、人が好き”ってことが大事だと思います」

-そんな大変なお仕事の中で、梅村さんのやりがいって何でしょうか?

「ホームゲームの企画やチケッティングなどを全部自分たちでやっていて、自分たちが色々な取り組みをした試合で選手が戦って勝ったとき。お客さんが思いっきり喜んでいるシーンが見られるのって、凄くやりがいがあるんです!泣いてくれている人までいたりしますからね。しんどいことも多いけど、自分たちがやっていることで、みんなが喜んでくれるっていうのは一番のやりがいですね!」

-スタプロもファンの皆さんに喜んでもらえることを目指しています!今シーズンから実際に導入されて、どう感じましたか?

「もっともっとファンの皆さんに試合を楽しんでもらいたい!という理由でスタートし、実際このアプリを使ってみて、試合の楽しみ方が増えたと思いますし、ファン同士のコミュニケーションツールにもなっているんじゃないかって思います。そしてこういった選手一人一人の記事っていうのが、ファンの方にも凄く嬉しいんじゃないでしょうか。バスケットってまだまだマイナーなスポーツで、なかなか一人ひとりの選手を取材してもらえる機会ってなかったんです。それをしっかり記事にしてもらって、選手の考えをファンに伝えてもらえるっていうのが凄く大きいことだと思っています。本当に始めて良かったなって。持ち上げすぎですか?(笑)これからももっとこの活動を大きくしていきたいなっていうのもありますし、もっともっとこのアプリが浸透していったらなっていう想いですね!」

-では、ファンの方々にメッセージを!

「この数年、チームの成績が芳しくないにも関わらず、多くの人がドルフィンズを応援してくれています。負けているときにも応援してくれるファンの方々っていうのは、本物のファンだと僕は思うんです。だから今のドルフィンズファンは“本物のファン”!そんないいファンがいるんだから、逆に僕らはもっと頑張らないといけない。選手はプレーで、僕らスタッフはファンの皆さんに少しでも喜んでもらえる活動で。とにかくドルフィンズは、そのファンの人たちがなくてはありえない。JBLの中で一番ファンに支えられているチームなんです!僕たちはこれからも、アリーナを満員にすることを目指し、その中で会場の全員がドルフィンズの勝利を喜びあえるような空間を作っていきたいと思っています!!」


マネージャー:杉山明香
~ファンを魅了する試合を!~

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-杉山さんがマネージャーになったきっかけは何だったのでしょうか?

「実は高校生まではバスケットボールプレイヤーだったんです。大学では、学連といって公式戦を学生が運営する団体で裏方の仕事をしていて、そういった経歴から三菱に入社し、最初は女子のコアラーズのマネージャーに。でも本当は、男子チームのマネージャーを希望してたんですよ。というのも私は女子大だったので、女子の世界はもう色々と見すぎたかなって(笑)男子の方がそういう面では楽かなと。3年前にこのドルフィンズに移って、希望が叶った形ではありますね」

-マネージャーの仕事って、実際にはどんなことをされているんですか?

「たぶん…“とにかく世話をすること”しかないかな?って(笑)よくトニー(アントニオ・ラングHC)とかには『お母さんみたい』って言われるんですよ。ゴミの処理から、トイレ掃除だったりとか、そういうことも含めて一つでも嫌なことがあったらできないですからね。対外的なことも多くて、企業の方とコミュニケーションを取る場面も多いんですよ。でも、全部ひっくるめたらやっぱり“お世話”。選手がとにかくベストでプレーできるように支えることですね。具体的に言うと、練習のある日の朝は前日の選手の洗濯物をして、練習の準備。練習中はビデオ撮影やドリンクの補充など。で、空いている時間に試合のスケジュール管理や経理的なもの、取材の段取りや運営に関すること。もうとにかく、今思い出しただけでも色々やってますね(笑)」

-おそらく外から見ると『憧れのマネージャー♪』だと思うのですが…。

「端から見ていて『選手の近くに入れていいな♪』みたいな感じのことを言われることもあります。でも実際、全然そんな華やかではないんですよ。選手に対しては、例えば年上の先輩だったとしても、ルールが守れてなければキツイことも言いますし、外国人選手にも怒ったりします。本当、お母さんです(笑)。JBLは8チームなので、全チーム合わせても8人しかできない仕事、価値ある仕事だと思っています。それだけに、それなりの意志や体力がないとやっていけないと思いますね」

-杉山さんは、チームを一番近くで見ている一人だと思うのですが、例年に比べて今年のチームの雰囲気はどうですか?

「梅村とも話していたんですけど、練習中に声がよく出ていて活気があるなって。それはトニーが“コミュニケーションを凄く大事にしている”っていうこともあると思います。遠征に行っても『食事は全員でとりたい、みんなで囲みたい』って言うんです。ほかのチームは結構、その辺は分かれたりもするらしいんですけどね。プレー面で言うと、去年はHC就任 1年目で、トニーも選手もお互いに慣れていないっていう部分もあったと思うんです。けど今年はトニーのバスケットスタイルをみんなが理解して慣れてきているんだと思います。だから、昨年よりは勝率が良くなっている。あとルーキーっぽくないルーキー(笑)が2人入って来たんで、ちょっとおもしろいかなって。怪我人とかもいますけど、そこはプラスになっていると思います」

-では、このスタプロのアプリをスタートして、どういうことを実感されましたか?

「選手たちって実は、試合前にお客さんが入ってないと『今日はお客さん少ないね』って、気にしたりするんですよ。やっぱり大勢の前でプレーしたいっていう気持ちがあるんでしょうね。だから、こういったアプリでアリーナでの楽しみを一つでも増やしてもらえるのは本当に良いことだと思います。それにStaProWebの記事を読むのも凄く楽しみ!私は選手たちの素の顔を知っているんですが、ファンの方って試合会場で華やかにプレーしているところしか知らないでしょ?それを『実際こういう人だよ』って、結構ざっくばらんに深いところまで書いてくれているので面白いですよね」

-確かに、選手の皆さんはざっくばらんに質問に答えてくださいますね!では、最後に杉山さんの考える理想のアリーナとはどんなものでしょうか?

「私は結構負けず嫌いで、勝った試合でもトニーに『まだ100%の勝ちじゃないよ。今日は50点』って言うこともあるんです(笑)。年末の東芝戦(2011/12/18)みたいに、余裕を持って勝てた試合を延長戦にしてしまうのではなく、常にファンが楽しめる試合をしていかないといけない。私が思う魅力的な試合、理想のアリーナっていうのは、矛盾してしまうんですけどその東芝戦での延長戦。ロンのシュートが入った瞬間、会場中がスタンディングオベーションで大興奮でしたよね。あんなファンの皆さんを魅了する試合を毎回したいですよね。そのために私は、チームの一員として選手のお尻を叩き(笑)、叱咤激励していきたいと思っています!なので…、私たちは目立つ存在ではないんですが、たまにファンの方からアリーナで『頑張って!』なんて声をかけてもらったら、もの凄く嬉しいですね♪」


通訳:アンディー・ボーランド
~HCと二人三脚・言葉と文化を伝えて勝利を!~

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-アンディーさんはかなりドルフィンズ歴が長いとお聞きしているんですが

「そうだね。このチームに来たのは、もう16、17年前かな。大学まではバスケットのプレイヤーの方で、三菱に来る前はカナダで写真の勉強をしていたんです。そこへ知り合いから連絡があって『三菱電機で“日本語を話せて、名古屋のことを知っていて、ビザに問題がなく、バスケットをわかっている人”という条件で通訳を探しているらしいからやってみたら?』って言われたんです。最初は写真の仕事をしたいから断ったんですけど、正直言うと貧乏生活が危うくなってきまして(大笑)。じゃあ、1年か2年だけでもやろうかなってことで、それがもう10数年…。途中で『優勝するまでやろう!』って決めたんだけど、なかなか優勝してくれないから(笑)。いや、近々優勝しますけどね!」

-通訳はHCと選手の間に入る役割ですが、気を付けていることはありますか?

「トニー(アントニオ・ラングHC)が就任する前は、文化の違いに気を付けていたね。日本人のコーチやGMの激の入れ方っていうのが、米国とはちょっと違うんですよ。最初に来たHCと相談したら『文化も含めて訳せ。省くところがあったら省いていいから』っていう話になって、今もそれは気を付けていますね。スポーツ選手はプライドの高い人も多いから、ちょっとしたニュアンスの違いが勘違いを起こしてしまうこともあるんですよ。今はHCも多少日本語が話せるし、選手も英語を少し話せる人が多い。だけど、逆に気を付けないといけないこともあるんです。理解していると思って理解していない人が多いから。言葉だけで聞いていると勘違いしていることが多い。言葉だけじゃなくて、文化やコミュニケーションとかの勘違いがないように気を付けていますね」

-では、状況が刻々と変わる試合中だと修正が利かないから大変ですよね

「そうなんですよ。今でも覚えているのは、通訳になって初めての公式試合のとき。最後の30秒くらいで2点差か1点差っていう場面だったんですけど、そのときに日本人コーチが指示を出して、それを米国人2人に伝えたんです。僕は1試合目で凄く緊張していたけど、完璧に訳せたつもりだった。でも、彼らがコートで指示と全く違うことをしたんですよ!それで負けちゃって『うわぁ、俺ダメだ。伝わってない。クビだ~!』って思っていたら、実はそれ、その選手たちが『コーチの言うことはわかったんだけど、あれじゃ上手くいかないと思って自分たちで変えた』って。ホッとした反面、今思えばそれもダメだよね~(笑)。でも本当、オーバータイムで最後の1分間のタイムアウトの時間にコーチの言っていることを伝えないとって思うと、今でも緊張感がありますよ」

-ある意味、HCのお世話役のような立場にも思えるんですが

「そのとおり(笑)!米国人選手に関しては全員そうですね。トニーの場合は彼の最初のリクルートから見ているからね。オフシーズンにも結構絡んでいるからいろんなことを知っているし、彼がここまで来たのも凄く嬉しい。だから彼が仕事をしやすいように、ストレス解消だろうが、食事だろうが何でも付き合う。機嫌が悪そうだったら少し早めに練習に来て、事務所でくだらないことをしゃべったり、いろいろな形で彼を助けようと思っています。彼の家族はアメリカにいて、自分の家族や自分の国から離れているっていうことは凄いストレスなんですよ。外国人選手は、多かれ少なかれそういうストレスは感じていると思うけど、コーチ程一人ぼっちっていう感じはないと思う。トニーはそういう中で凄く頑張ってやっているんです。だから、僕にやれることは全部やろうと思っています」

-それはまさに、アリーナでファンの方が掲げていた “あの”横断幕のような関係ですね!

「そう!『トニーとアンディー』って書いてある横断幕だよね!?本当にあれは嬉しいよ。実は以前、オフのときに、知らない子供たちが僕を見て『三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの通訳さんですよね!?』って声をかけてくれたことがあって。僕みたいな通訳まで見てくれているんだなって本当に嬉しくってね。ファンの人たちは、三菱全体でちゃんと見てくれているんだって感じましたね」

-ここ数年はアリーナの雰囲気がだいぶ変わったんじゃないですか?

「いやぁ、凄いよね!JBLも三菱も、凄く頑張ってここまできていると思いますよ。だって最初の頃なんか、地方に行って大人が10人、子供が100人みたいなとこでやった覚えもあるし。それが今では、県立体育館がいっぱい埋まるようになるなんて。スタッフのみんなが頑張ってくれていて、そしてファンの人たちが変わらない声援を送ってくれていて、本当に感謝ですよ!これからもドルフィンズを宜しくお願いします!!」

3人のインタビューを読んで、あなたはどう感じただろうか?きっと「そんなことがあるんだ!そんなことを思っていたんだ!」という驚きが多いのではないだろうか。常にスポットが当たる選手たちとは違い、常に“陰”に徹するチームスタッフ。選手を支え、アリーナを支え、ファンのことを想い、“支える”という仕事に誇りを持つ彼ら。次にあなたがアリーナを訪れるとき、彼らの姿は目に映らないかもしれない。それでも彼らは「ファンがアリーナで笑顔になるため」に、全力で動き続けているだろう。そんな彼らが支えるアリーナは、今よりもっと楽しく、もっと魅力的なものになるはずだ。

[インフォメーション]
取材場所:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ専用体育館
チーム名:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
対象者:梅村佳範(うめむらよしのり)/杉山明香(すぎやまさやか)/アンディー・ボーランド
文/写真:宮本雅

[取材こぼれ話]
杉山さんから見た梅村さんは“努力家”。納得するまでとことんやるので、凄い時間まで
残って詰めて事務局の仕事をやったりしているそう。
梅村さんから見た杉山さんは“自己犠牲のできる人”。だから自分が辛かったとしても、
「いいよ。私やっとくから」って、そういう自己犠牲ができるところがマネージャーの
凄いとこだと思いますし、だからできてるんだと思います。それで事務局が
助けられてるところがあるので、凄く頼りにしてます」とのこと。
このお二人の会話を聞くだけでも、ドルフィンズのチームスタッフさんの
雰囲気の良さが伝わってきました。
次にアリーナに行った時は、是非彼らを探してみてください。
そして「いつもありがとう!」「頑張って!」と声をかけてあげてくださいね。
皆さんの何気ない一言が、彼らの背中をそっと押してくれるはずですから。
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