10/9、ナイトdeライトのライブに行ってきました!
今年7月にリリースされた「Quarter」を引っさげて、東京に来てくれたナイライ!
2ヶ月前にチケットソールドアウトになっていたこともあり、会場は満員の人。ナイライも相当気合が入ってました。
序盤から、"いいから俺について来い"、ライブでは定番のNIJIや、人生ロデオとノリのいいアップテンポな曲が続き、飛び続けて、体力が持つか心配に。私もナイライも笑
途中、ライブでは恒例の、ドラムのミチヤさんによる即興ソングタイムも。
今回のテーマは代官山とパスタ。
熱く歌い上げてくれました笑
Quarterの中から、「eyes」という曲をやる前、この曲を作ったミチヤさんが曲の解説をしてくれました。
いつもどんなことにも全力で取り組むミチヤさん。そんなミチヤさんが、大スランプに陥ってしまいました。
2017年はナイライにとって、Zeppでライブをやる、という大胆な試みの年でした。そんな中で、以前あった溢れるような情熱はすっかりなくなっていしまったミチヤさん。まるでチューニングの合っていないギターを人前で弾き続ける感覚だったそうです。あまりの不協和音で、弾いてる自分も不快だし、周りの人たちにも迷惑だ、そう思っていたそうです。
"何も何もできない僕だから 早く早く塵に帰しておくれ
こんな僕から離れてくれないか 君に返す言葉さえ知らない"
しかし、それはミチヤさんの視点であって、そんな中でずっと変わらない視線がありました。それは、「最高だよ」と言ってくれるメンバーや、家族の視線でした。
私もCDを入手してから、自分と重ねて、この曲をずっと聞いていました。今年は、仕事において、自分の無力さを示され、「私には何もできない、価値のない存在だ、私を受け入れてくれる場所なんてあるのだろうか」と、悔しさと惨めさの中にいました。
そんな時、このeyesを聴いていて、私は何ができてもできなくても、そのままで愛されている、変わらない眼差しがある事に、気づくことができました。
"「何も何もできなくていいよ 言葉も何も探す必要ない
ただいてくれるだけでいい
何ができても できなくても 何を得ても失っても そのままで」"
説明が終わり始まったeyes。力強くドラムを叩くミチヤさんの姿は、自信に満ち溢れていて、輝いて見えました✨そんな姿を見つつ、自分の無力だった時のことを思いつつ、感慨深く、歌詞を噛み締めて、聴きました。もう涙なしには聴けませんでした泣
ライブは終盤に差し掛かり、ここに来て、"エデン"、"家"、"ポラリス"と続く。
何があっても失いたくない存在に対する、切実な思いを綴った"エデン"。
"引き裂かれた心から涙が滲んでくる
変わらないこの想いを濡らし続ける"
アルバムのタイトル"Quarter"は、たった25セントの価値しかないものです。しかし、この貨幣が実は替えのきかない貴重な存在なのです!私たちもそんな取るに足りない存在だけど、それが失われた時にどれほどの悲しみがあるのか…
この曲は聞けば聞くほど心の奥深くにメッセージが染み渡っていって、泣けます…
"エデン"からの、間髪入れず、続けて始まった曲は、ナイライの代表曲、"家"。さまよい傷ついても帰ってくる場所が確かにあることを歌っています。
大切な存在が失われた痛みと、失われた者が再び帰ってくること。
この2曲は繋がっていて、そこに変わらない愛があると、確信させられます。
ポラリスでは、その愛に確信を置いて、これからは決して見失うことがないように、希望を絶やさないように、信じ続けて歩み続けようとする決意を表しているのだな、とこの3曲のつながりに、確かなメッセージを受け取りました。
今回のライブも、笑いあり涙ありの最高のライブでした!
チケットは入場無料にして、ライブ後に自分で価格を決めて支払う、この大胆な試みにも、リスペクトとチャレンジをもらいました。
この価値は、お金では払いきれません泣
ナイライの歌う希望のメッセージが、ますます伝わっていきますように、これからも応援します!
