バンディング | RIKUと一緒に

RIKUと一緒に

両大血管右室起始症という心疾患を持った次男坊と家族の事を綴ります。

RIKUと一緒に家族一つになり疾患と戦って行きます‼︎



バンディング手術当日。

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なんとも言えない緊張した気持ちで朝病院に向かいました。いつも通りNICUで面会し9時ごろにオペ室へ。
絶対帰ってくるんだよ‼︎と念を送りながら送り出しました。





その後プレイルームで待っていると主治医が来て、「大変申し上げにくいのですが•••」と話し始めました。

背筋が凍りました。


先生は続けて、「オペ2例目でした‼︎申し訳ありません‼︎」と頭を下げました。


ホッとしました。
私たちの心臓が止まりそうでした。




こんなアクシデントもありましたが12時過ぎにオペ室へ送り出し、無事5時ごろに終わりました。
待っている時はとっても時間が長く感じました。オペ室前を歩く病院関係者を見ては緊張していました。



程なくして執刀の先生から「無事手術は終わりました。肺動脈はしっかり目に縛ってくれ。と内科に言われたのでしっかり目に縛りました。」と簡単に説明していただきました。



そしてやっと面会。
人工呼吸器からは離脱出来ていなかったので、その姿を見て凄く辛かったです。
正直怖くてベッドに近づけませんでした。
RIKUの小さな身体から管やら点滴もたくさん出ていました。
涙が出そうでしたがグッと堪えました。



触ってあげて大丈夫ですよ。と言っていただき、頑張ったね‼︎と声をかけながら撫でていました。
意識はもちろんありませんでしたが、あの温かさに触れて、ちゃんと生きて帰って来てくれた‼︎と実感しました。


この時ICUのセンター長の先生がRIKUの処置をしながら私たちに声をかけてくださいました。

「今日は長い時間でお疲れでしょう。
お子さんは私たちがお預かりしますので、今日はゆっくり休んでください。」


この言葉を聞いて、やっと緊張していた気持ちが軽くなりました。
今でもあの言葉、笑顔が忘れられません。



バンディングの手術は無事終わりましたが急な呼び出しがあるかもしれないと、この日は携帯を握りしめながら寝ました。















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