zac1977のブログ

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少し古い話ではあるが、東京オリンピック2020の最中に読んだこの記事に違和感を覚えた。

 

 

筆者は昔にイギリスに数年滞在していたことがあるのだが、その時にどこにでも売っていた大衆紙の表紙を一枚めくるとかならず上半身をあらわにした女性の写真が載っていたことを思い出したからである。

この記事のコメント欄で山田一郎という方が指摘している通り、イギリスでは考えられない、ということ自体が虚偽なのだが、果たして、日本にいる一般の読者のほとんどはそこまで深く調べることはせずに記事を鵜呑みにし、「日本はなんて遅れた国なのか」「日本の女性の外見至上主義は世界でもひどいレベルにある」といった印象を受けることであろう。

 

この点、頭をよぎったのは「毎日デイリーニューズWaiWai問題」だった。

これまたさらに古い話なので解説すると、日本在住の外国人記者が、「事実の裏づけ無く、(日本人の)異常な性的嗜好を話題にした記事」を10年以上、英語で発信していた問題である。

 

これらの問題における共通の要素があって、海外に在留の人間が、滞在している国のことを、滞在国で使われていない言語で発信していることである。最近はYouTubeでもよくあるケース。記事や動画内容の「滞在している国のこと」は、それが真実であろうとなかろうと、言語の壁があることから滞在国の人間によるファクトチェックはおろそかにされがちで、また、受け手となる側は、外国のことだから事実かどうかを検証しづらい、というある意味治外法権的に書けてしまう。(話は違うが、最近は大手の新聞社でも「海外のネットの反応」を掲載したりするが、そういった内容も相当このテクニックを悪用していそうなケースが散見される。)

 

①記事や動画内に滞在国の言語で記載された内容も併記するようにしたり、②滞在国現地の第三者がファクトチェックをした結果の署名を入れたりといったマナーを確立させないかぎり、こういったこずるいテクニックは根絶できないだろう。

海外滞在で日本に対する情報発信をされている方々は、ぜひ、①または②を模範的にやってみていただきたい。

ただ、コストはかかってしまうため実際に根付くことを期待はできず、結局は受け手・読み手が海外在留邦人の発信を真に受けるのではなく、ポジションを利用した眉唾な内容かもしれない、というリテラシーをもって受け止めるしかないのかもしれない。