和尚曰く、

「雪だるまをつくるときは、小さい玉を転がして作るだろう。つまり、あれだ」と。


累加の技法というものがあります。
累加というのは、辞書では

[名](スル) 1 重なり加わること。また、重ね加えること。

とあります。
イメージは本当、雪だるまをつくるイメージです。
これを文章を書くときに使います。


よいレポートを書きたいと思ったとしましょう。
最初から百点満点のレポートを書こうとするとどうなるか分かりますか?

文章が書けなくなります(笑)

一行目から「うーーーーーん」とうなって一日終わってしまいます。


まず、20点でも30点でもいいので書き上げてみます。
ぜーんぜん駄作でもいいのでとにかく書き上げることです。
一本書き上げてみれば「評価」ができます。

いったん書いて読み直してみると

いいところもあれば、悪いところもある

のが分かります。

とにもかくにも、これが雪だるまの芯です。
こいつを転がして大きくきれいな雪だるまにしていけばいいんです。
いいところはもっと伸ばして、悪いところは削除して、と。

書けるものを書く。
それを「たたき台」にして改良を重ねて(累加して)いくという方法。

これは、基本的に何にでも使えます。
このブログだって、どうしようもないものから始めるしかないんです(笑)
クダラナイところは削除して、いいところは伸ばしてってしてね。
それは完璧なブログを求めて何もできないでずーーーーっと待ってるよりマシだから。

だからね、企画書にしても、レポートにしても何日もうんうんうなってないで、ざっくり1時間でおおまかに分かるものをつくってきて、それを元に話をした方がいいと思うの。今度の研発はそうなってくれるといいなぁと思う。たたき台はスピードが命。3日も1週間もかけて作るようなもんじゃない。

とりあえず、文句言われるの覚悟して、前のめりでやっていくんだよ。

大学生のとき、それが分かっていたら楽しくてたまらない大学生活だったろうなぁ。。。完璧を目指して、何もできない、どうにもならないところで僕は一歩も踏み出せずにグルグルグルグルして死にそうになってたもんな。だから、これは結構大事なんだ。

ま、絶望的なまでに真っ暗な人生も無駄にはならないのでやりたい人はやってみな!(笑)