土着信仰モノの作品や実話怪談が好きなんですが
【土着信仰】って言葉をすぐ忘れてしまい、
「あれー?なんだっけ?閉鎖的な村にある独自な宗教とか呪いとかってなんだっけ??」
となります。
なんだけどそういう話は好物で人里離れた村とか山の祠とかそういう話はワクワクする。
好きな話たくさんあるけど
この話ってもしかしたら自分も似たような体験あったかもしれないと思った話を紹介します。
イッポカシという山神みたいなのが出てくる。
この二つの話に出てくる得体の知れない山の神?的なモノに自分は会った事あったかもしれない。
そう思うようになったきっかけは自分の友人がしてくれた怖い話でした。
彼は昔、某スキー場でアルバイトをしていたがナイター営業終了後に残った客がいないか林間コースを滑っていた時、
林の中を並走する『もののけ姫』に出てくるタタリ神のようなものに遭遇したのだという。
その話を聞いた時、昔自分が体験した話を思い出した。
20代前半頃だったと思うけど地元に帰省した時「久しぶりに昔遊んだ山に行こう!」と思い立ってチャリで山の遊歩道を走っていた時でした。
遊歩道に沿って流れる小川の向こうの笹薮でガサッと結構大きな音がしたので驚いてチャリを止め笹薮を凝視したら
真っ黒い毛で覆われた大型犬くらいのサイズの動物?が見えた。
「ヤバイ!ヒグマじゃん!」と、大慌てでチャリをUターンさせ来た道を全速力で引き返そうとしたのだけど
その黒いモノが笹薮なのにチャリと同じスピードでザザザザー!と並走してきた。
「うぁー!ヒグマに食われる!!」と無我夢中で涙をボロボロ流しながら走り続けるうちにいつの間にか黒いモノはいなくなってたが
恐怖でいっぱいで泣きながら家に帰ったという話。
この話は【ホラー的怖い話】ではなくて【自然怖い話】としてたまに思い出す話ではあったけど
『シシノケ』、『北の大地~(イッポカシ)』、友人から聞いた話とすごく似ている話なんじゃないかと思えてきた。
去年6月に札幌市街地に現れたヒグマ
ヒグマはエゾシカなら跳ねるように走るはず。
でも自分が見たもの匍匐前進のようにザザザザーと並走してきた。
もしも自分が見たのがヒグマやそれ以外の動物だったとして笹薮を走る時、上下運動せずに走れるだろうか?
『シシノケ』、『北の大地~』、友人から聞いた話に共通している点は芋虫のような見た目なんじゃないかと思う。
妖怪にも似たようなカタチをしたモノもいる
自分が見た黒いモノも芋虫のような動きで笹薮を走っていたとしたら・・・
とか考えると
自分が見たのってヒグマじゃなくって、もしかしたら山の神・・・?
いずれにしても山の神だろうがヒグマだろうがどっちにしろ泣くほど怖いんですけどね。
自分が土着信仰とか山神とか好きなのってこういう体験があったからかもしれません。