これは公開当初、劇場で鑑賞しました。
珍しく色濃く記憶に残っているので、つらつらと感想を綴りたいと思います。
この映画を観ようと思ったきっかけは、そのときちょうど小松奈々ちゃんの可愛さに気が付いてしまったことと、本屋で観かけた映画のポスターの、金髪の菅田将暉くんが美しすぎたから。
友人が菅田将暉くんにはまっていたこともあり、観に行くしかないよね、と、映画館に足を運びました。
溺れるナイフは少女漫画が原作で、作者はジョージ朝倉さん。
ピースオブケイクとかも、この方の作品。
映画化されたのを観たのでそれもそのうち記事にしたいなー。
読者モデルとして活躍していた主人公が、いきなり田舎暮らしを強いられて、そこで出会う少年と惹かれあっていくお話。
原作は読んだことがありません。
だからかわからないですが、話の内容、というか運び方?に、すこし分かりづらさもありました。
劇中でどれだけの時間が流れたかはわかりませんが、メインの2人が心を通わせるに至る経緯もよくわからない。
でもなぜか強固な絆で結ばれているっぽい。
ハピエン厨なわたしは、それだけでもう2人を応援したくなっちゃうんですが。
そうでもない人は、感情移入しにくいだろうなあという印象です。
少女漫画が原作というと、近キョリ恋愛とか、黒崎くんの言いなりになんてならない、などを観てきましたが(小松菜奈ちゃんばっか観てる)、
いずれも王道少女漫画という感じなのに比べて、特有のフワフワ感とか胸キュンとか、そういう言葉とは無縁な作品でした。
ショッキングなシーンも多く、菅田将暉くんが演じるコウちゃんの、愛情表現?も独特。
という感じで、話の内容的に面白いのかと問われれば疑問符の浮かぶところですが、
それでも人にオススメしたい映画ではあります。
というのも、最初の印象の通り、小松菜奈ちゃんと菅田将暉くんが美しい。
映像も美しい。
水中のシーンなんかは、まさに命懸けで撮影されたそうですが、本当に映像が綺麗で。
賛否両論ある音楽についても、わたしは雰囲気に合っていて好きだなあと感じました。
全体的になんとなく殺伐とした雰囲気が漂う作中で、癒しの存在となっていたのが重岡大毅くんが演じる大友くんかなあと思います。
いい意味でとっっても普通に良い子で、こんなクラスメイトいたら絶対好きになる!
いや、なるかな?いい友達で終わりそうだな??
って感じの、そういう子です。
外野からしたら主人公はコウちゃんなんかより大友くんを選んだ方が確実に幸せになれるのに、なんでコウちゃんなの?って感じ。
でもねー、女の子はちょっと危険な匂いのする男の子に惹かれちゃうのかなー。
この映画をきっかけに、重岡大毅くん、さらにジャニーズWESTにハマりかけています、いま。笑
そういえば、女性監督の映画って観るの珍しいかもしれない。
話の内容はさておき、空気感とか映像は好きな感じだったので、他作品も観てみようかなあ!
「溺れるナイフ」
監督:山戸結希
出演:菅田将暉 小松菜奈 他