「一番旨いモツ鍋は?」と訊かれたら、「鳥小屋でございます」と多くのホルモン、モツ鍋好きがこう答えていたと思います。僕もそうでした。が、今年からは違います。

昨年、三軒茶屋でDJをするために商店街を歩いていたら、『関根精肉店』という変わった名前の、旨そうオーラ出しまくりの店構えのお店を見つけ、ずっと気になってました。
そしてようやく、今年の10月、モツ鍋を食べに関根精肉店の高円寺店へ行って来ました。
『鳥小屋』の1位は揺るぎないだろうけど、2位候補探し♪っつう、軽い気持ちで。
同行願ったのは、酒飲み姉やんであるリンゴスター。

高円寺駅で待ち合わせをし、二人ともお腹を極限まで、吐き気がするほど空かせて来たので、店に向かう足取りは速め。
南口のガード沿いに歩いて3分ほどのところに大衆酒場風の店構えの『関根精肉店』はあります。
店内の内装も昭和30年代風な看板などを配しレトロに。テーブルはビールケースを積み、上に板を貼り付けたもの。分かりやすいコンセプトがいいですね。

まずは、生ビール(リンゴスター)とハイボール(僕。酔いへのショートカット)で乾杯し、店内にベタベタと貼られた手書きのメニューをくまなくチェックし、セロリの浅漬けと酢モツ、ハツユッケを注文。

酢モツ(\480)

$今日もモツかれさん!

柔らかくて旨いけど、平均点なり。からしや柚子胡椒があったらよかったなぁ~。

ハツユッケ(\680)

$今日もモツかれさん!

リンゴスターズ・チョイス。
見た目がグロい(笑)。弾力があって食感も楽しいです。タレもほんのり甘味があって好きなタイプ。

ハイボール、黒霧島ロックとおかわりを重ね、そろそろモツ鍋いきますかぁ。
モツ鍋、醤油で2人前お願いします!

鍋の中が煮え、店員さんがかき混ぜると

今日もモツかれさん!

ぶりんとしたモツが!

今日もモツかれさん!

この脂身!

今日もモツかれさん!

この厚みったら!ぶりんぶりんで、噛んだら脂がじゅわ~ではなく、ドバっと出てくる溺死系ホルモン!
スープは濃いめの醤油味で、モツにもしっかり絡んで脂に負けてない。クタクタになったキャベツもスープが十分染み込んで、名脇役。ハイボールおかわりお願いしま~す!

締めはちゃんぽんで。モッチモチの麺が、モツの脂と野菜の甘味が出たスープをしっかり吸って激ウマ!
黒霧島ロックおかわり!
お会計を済ませ店を出ると、既に終電ギリギリ。モツにもてなされ、あっという間に4時間経過してました。お腹も心もほっこり。全てが満たされました。

「こりゃ鳥小屋越えたかもな」

そう呟いて混雑した中央線に、しっかりとモツ鍋のにおいが染み付いた体でするりと乗り込みました。



★★★初めて行ってから、1ヶ月半が経ちました。あれから、高円寺店へ1回、三軒茶屋へ店2回行き、注文するものも固まってきました。

『きゃべせん ベビースター入り(\420)』

今日もモツかれさん!


細めに切ったキャベツの千切りにベビースターを振りかけ、胡麻油を少々。
ベビースターのジャンクな後味がキャベツのフレッシュさと混じって旨い!
家で手軽に出来る絶品ツマミ。


『塩ユッケ(\1180)』

今日もモツかれさん!

今日もモツかれさん!

この肉質と黄身の美しい曲線を見よ!
適度な塩っ気とまろやかさが絶妙な塩ダレ、これ最高!ですが、ホルモン焼き、モツ鍋のパンチ力の前では霞んでしまうので、ファースト・オーダーで注文しましょう!

『ホルモン焼き(1人前\580。2人前から)』

今日もモツかれさん!

今日もモツかれさん!

今日もモツかれさん!

店員さんが目の前で焼いてくれます。
「あぁ、焼きすぎじゃないの!?」とハラハラしながらも「それでも関根を信じる」の精神で待つと、外カリカリで中はじゅわ~~~なホルモン焼きが!脂イフセイバーが必要なくらいに溺死系ホルモンです(笑)。
仕上げに掛ける塩ダレがいい感じ。



一度、三軒茶屋店の女の子店員が「最近、塩味のスープが変わって、それが絶品なんですよ!系列店の『じとっこ』という地鶏料理のお店のコラーゲンスープを使っていて、なんたらかんたら」と、おススメされたので塩味のモツ鍋を注文しましたが、ダメでした。
スープは確かに本当に美味しかったのですが、モツの脂に負けてしまって、染み込まないんです。
やはり、関根のモツには濃いめの醤油味です!

そして、三軒茶屋店より高円寺店の方がモツがデカいです。
トータルの量は変わらないのですが、一つ一つがデカい。三軒茶屋店でもモツを追加でオーダーすると、デカいモツが出てきます。

全てのモツ鍋好きの方に、一度是非お試し頂きたいお店です。


〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-49-1
JR高円寺駅 北口 徒歩1分
03-5364-5321

月~木    17:00~01:00(L.O.24:00) 
金・土・祝前 17:00~03:00(L.O.02:00) 
日      16:00~24:00(L.O.23:00)

http://r.gnavi.co.jp/g753315/
さてこの度、主にホルモンなどのブログを書いていこうとアメブロに登録しましたスカたんです。宜しくお願いします。

初めてのブログで書くのは、ここしかありません。今年出会い、よく通っている渋谷にある立ち飲み屋『あばらや 別館』。
「渋谷で気軽に飲めて、酒飲み舌を満足させてくれる店は『もつ八』だけだ!」と思っていた僕ですが、その『もつ八』が突然閉店してしまい、「渋谷に俺のオアシスはねぇ」とやさぐれていたのを救ってくれた お店です。
『おとなの週末』(2009年2月号)に載っていたこの店の『内臓盛り合わせ』(\800)の写真があまりに美しくて、涙してしまったのが出会いでした。勿論、よだれも垂らしながら。

そんな美しき内臓刺しを食べたくて、『おとなの週末』を片手に信頼できる舌を持つ姉さん Iさんと「あ、この通り、もつ八があったとこじゃん」「なんだマメヒコの奥じゃん」なんて事を話をしながらあばらやへと向かいました。

店内はカウンターと、奥にテーブルが1卓のみ(勿論、立ち)。目の前のカゴにあらかじめお金を入れておいて、注文の度に店員さんがそこからお金を取っていくキャッシュオン制です。
22時くらいに入ったのですが、金曜という事もあり、店内はほぼ満席。
入り口近くのカウンターに通され、先ずはビールを2つと、内臓盛り合わせ(\800)とモツ煮(\300)を注文。
サクッと出てきたモツ煮の香りに嗅覚が反応。恐る恐るレンゲに手を伸ばし、スープをすくって一口すする。

「モツ煮大使館!?」

『もつ八』がなくなってから、色んなとこで塩ベースだ、こってり味噌ベースだとモツ煮を食べてきましたが、理想のモツ煮には出会えず、「もはやこれはモツ煮難民だよ」と半ば諦めていた僕とIさんを救ってくれたのは、やはり渋谷のモツ煮でした。
あばらやのモツ煮は、あっさり味噌ベースで、とろっと柔らかく煮込まれたモツ(色んな部位が楽しめます)と、大根、にんじん、ゴボウ、こんにゃくが入ってます。このスープ、「あっさり味噌ベース。旨い」と簡単に片付ける事は出来ず、謎のジャンク風味が!しかもお野菜のダシかしら、甘味もあって、それらのバランスが絶妙。ブラックペッパー...今書いてて気付いたのですが、もしかしてあれはブラック ペッパーではなくてマキシマムを使ってるのかも?いや、分かりませんが。兎に角、やわらかいモツ+あっさり味噌ベース+野菜の甘味+謎のジャンク風味、最高のモツ煮です!

$今日もモツかれさん!



内臓盛り合わせは、豚レバー、ハツ、コブクロの三種。

$今日もモツかれさん!

胡麻油と塩で。上に載っているうずらの卵と長ネギを和え、まろやかさUP。
レバーはトロトロ系で甘く、ハツはしこしこっとした食感を、コブクロはコリコリっとした食感を楽しめます。

モツ煮の感動を団長(店長)へ滔々と伝え(迷惑)、店を出ました。
Iさんと店を出た後も「あのジャンク感はなんだろうね?」「やっぱ大鍋で作ると違うのかねぇ?」とモツ煮談議をしながら三宿へと向かいました。



★★★その後も月に2回くらいのペースで通い、おつかれさんサワーやハイボール、だったん緑茶ハイで、ミニオクラの天ぷら、マグロのブツのアボカド和え、いかわた味噌漬、あばらや風湯豆腐など、旨いものをたくさん食べました。
黒板に書かれた、旬の刺身、野菜を使った料理や、団長のきまぐれメニューが楽しみで、頻繁に通ってしまいます。


ミニオクラの天ぷら
$今日もモツかれさん!


炙り〆鯖
$今日もモツかれさん!


マグロのブツのアボカド和え
$今日もモツかれさん!



あばらや 別館
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町37-14
塚田ビル1階
電話番号:03-5738-9494

http://www.nes-irg.com/abaraya/walk.html