翌週の月曜の朝、
かずみは上司と同僚に婚約した事を報告した。
かずみは俺に対し何事もなかったように接してきた。
かずみが帰った朝からメールや電話は一切ない。
今までもプライベートな事で、
連絡を取り合っていた訳でもなかったので、
さほど気になってはいなかった。
昼休みにかずみからメールがはいった。
✉『今夜空いてる?』
月曜はいつも早めに切り上げる事にしていた。
✉『空いてるよ。ごはんでもいく?』
返信はすぐに来た。
✉『うん。じゃあまたあとで。』
了解と返信をした。
仕事が終わりかずみと合流した。
軽く食事をしながら酒を飲んだ。
『改めて結婚おめでとう。』
『なにそれ?嫌味?』
『まさか。心から祝福してるよ。』
『しゅん君にそんな事言って欲しくない。』
まずい状況になってきた。
俺はかずみに特別な感情を抱いていない。
ただ肉の交わりを楽しんだだけだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
酒の勢いもあったしかずみも同じだと思っていた。
『ちょっと。どういう意味?』
『あの夜からね。しゅん君の事ばっかり考えてて・・』
他の男の事を考えながら婚約発表する女。
理解に苦しむ。
『だからって、婚約解消する訳じゃないでしょ?』
絶対にそんな事はしないだろう。
一時の感情の乱れだ。
だいいち、俺が原因で婚約解消されても困る。
『どうしよっかなって考えてる。』
『今はそう思ってるだけだって。
冷静になりなよ。』
『しゅん君は私の事なんかどうでもいいんだ?』
『そういう訳じゃないけど・・・』
そこからは気まずい空気が流れた。
酒の味が苦く感じる。
店を出て駅まで歩く途中かずみが突然キスをしてきた。
びっくりしたがかずみの背中に手を回しそれに応えた。
『こっちにきて。』
そういって手を引っ張られ、
ビルとビルの間の路地に連れて行かれた。
『して。』
『ここで?さすがにまずいよ。』
『私はいいから。』
そういう問題ではない。
いくら目立たない場所とはいえ、
こんな街のど真ん中ではまずい。
下手したら通報されて捕まりかねない。
あれこれ考えている内にかずみは俺の前に膝まずき、
ジッパーを下ろして俺のモノを取り出し咥えこんだ。
あの夜のように卑猥な音を立てながら・・。
(もうどうにでもなってしまえ!)
理性が吹っ飛んだ。
かずみを立たせて壁に手をつかせた。
スカートの中に手をやり下着を膝まで下ろした。
立ったまま後ろからかずみの中に侵入した。
早く済ませようと激しく腰を振った。
かずみは崩れ落ちそうになるのを必死で耐えている。
俺は頂点に達しかずみの中に放出した。
余韻に浸る間もなく、
お互いに下着を履き服の乱れを直した。
通りに戻り駅までの道を歩く。
かずみが腕を絡ませてくる。
正直、鬱陶しい。
『あっ!』
『なに?どうした?』
『出てきた・・中からしゅんのが。』
つぶやくように言った。
(勘弁しろよ・・・)
心の中でつぶやいた。