こんばんは。
さて、今回も前回の続き。
私がウェディングプランナーを(途中まで)担当した、湯〇婆一行のお話です。
前回のお話はここから↓↓↓
ブライダルイベントの終了間際に嵐のように現れて、とんでもない爆弾を落としていった湯〇婆一行。
その嵐が去って、私と美人プランナーはほっと胸を撫でおろし、とりあえずは婚礼の仮予約が一件増えたことに
喜びの雰囲気もありました。
しかし、私には一抹の不安を拭えずにはいられませんでした。
なぜなら、あのタイレディーはまるで日本のアミューズメントパークを楽しむかのようにホテルを見て回ってたじゃないか。
湯〇婆と息子の小太り中年が結婚の話で盛り上がってる時に(いや、息子はほっぺたを膨らませて湯〇婆に悪態をついている
だけだったが)、1分たりとも一緒にいなかったじゃないか。
発する日本語は「オカアサーン」と「スキデスー」しかなかったじゃないか。
これではまるでフィリピンパブに来ているお父さん連中みたいな気分だ。
なぜ結婚式が2か月後なのか。準備する時間全然ないじゃないか・・・。早く結婚させてタイレディーを祖国に帰らせないつもりか??
このままでは湯〇婆と小太り中年(ご子息)が話していた和装の結婚式など夢物語ではないのだろうか。
だって打掛を着せようとしてるお相手は、和装よりパーティードレスを着て、早くス〇キノに行きたそうだもん・・・。
だが私は、この後しばらくの間、湯〇婆ご一行のことを忘れていました。
日々の業務に振り回されて、この謎の一行のことを思い出す余裕もありませんでした。
いや・・・もしかしたら私の本能的な何かが湯〇婆一行のことを敢えて思い出させなかったのか・・・。
そんな平穏が、一本の電話によって崩れることとなります。
あれからひと月ほど経ったある昼時に、私がマックでバリューセットでも頼もうと、ドライブスルーに入ったまさにその瞬間、
携帯電話がけたたましく鳴り始めました。
着信の相手は例のホテルの美人プランナー。私は一瞬、食事のお誘いかな?と鼻の下を伸ばしましたが、次の瞬間には
あの忌まわしい湯〇婆ご一行様の顔がフラッシュバックしてきたのです。
「こ、これはまさか・・・」
と震える指で通話ボタンを押しました。案の定電話口から私が美人と言ってやまないプランナーの押し殺したような声が
聞こえていました。
「〇〇さん(私の名前)、実は・・・あの時の・・・」
はい、もうこれだけでわかりました。すべて理解しました。
私はその後の予定を全てリスケして、猛スピードで美人プランナーと湯〇婆が待つホテルへと走りました。
汗だくになってホテルに到着した私を待ち受けてたのは、三人掛けのソファーに一人で座ってる、憤怒の表情でまるで
閻魔様のように怒りで燃え上がる湯〇婆と、二人掛けの椅子に一人で座ってる、いつも以上にほっぺたを膨らませて、
赤いフグのような顔をした中年ヲ〇ク。
当然タイレディーの姿はなく、「あれ?御新婦さんは?トイレかな?あはは~」などと軽口を叩ける雰囲気では全くありません。
あの雰囲気でお笑いやれたらM-1優勝間違いなしですよ。
じゃあ、どうしてタイレディーはいなくなったのか!
結論は、はい!「お金持ち逃げされてタイに帰られました!」
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