とある朝。



1人の少女が
机に向かっている。



なにやら必死に
物を書いている。



いや、描いている
というような様子だ。



そこには違う少女が
描かれている。



少女が書いているのは
絵本のようだ。



しかし絵本と言っても
かなりの長編。



絵小説と表現する
のが適当だろう。
—勿論そんな
ジャンルは存在
しないのであるが—



にも拘らず、
少女はすらすらと
止まることなく
描き続けている。



少女はこれから物語を
語り出す。
否、描き出す。
そして物語は
くるくると廻り出す。