2014/8/31 14年間姉妹のように一緒に育ってきた愛猫がお空へ旅立った。
最期は歩くことも自力で水を飲むことも出来なかったけど、好きだった甘いお菓子を差し出したら最後の力を振り絞って食らいついてくれた。
その後は私は一緒に横になって、やせ細ってしまった手を握って、頭を撫で続けた。
彼女は眠そうな顔をして辺りを眼だけで見回し、声は出ていなかったけど一言鳴くと、そのまま深い眠りについた。
そして何も反応しなくなり、身体が冷たくなっていった。
常に他人と、ましてや家族とさえ上手く関係を保てない私にはこの子が本当に唯一無二の大事な存在だった。親友であり、妹であり、癒しであり、支えだった……
公園に汚なく狭い段ボールの中捨てられていたあの子と出会って、我が家に連れて来た日をよく覚えてる。
綺麗なブルーの瞳、ふわふわのクリーム色の毛並み、ピンクの愛らしい肉球、尻尾だけ茶トラの島縞模様。
我儘で高飛車で、私に似て猫友達も居なかったね。お互いに家族しか関わらない人生だった。
私が出てって帰ってきた時も忘れないでいてくれたね。
冬は一緒にぬくぬくの毛布に包まって眠って。
お前の為ならお金も時間も惜しくなかった。
もっといい病院に連れていくべきだったんだろうか?
もっと健康にいいご飯を小さい時からあげればこうはならなかったのか?
そもそもうちの子になって幸せだった?
失ってから沢山後悔や罪悪感、やり切れなさがどんどん襲ってきて。
お花を添えにお墓にいったよ、近くに感じたくて。
彼女が居なくなった今、何も上手くできない。
私も一緒にいきたいよ