本講座は本日を以って終了します。ご愛読ありがとうございました。
なお、本講座の応用編ともいうべきメールマガジンを発行していますので、よろしけ
れば、ご参照下さい。

メールマガジン"住基ネットの研究"


↑ネタバレですが、これを編集したものが本講座でした。
最後に実際のデータの流れです。
買物客が入力する商品や数量、金額などの情報は共通鍵で暗号化され、暗号文として
ネット上を伝送します。その後、ネットショップは前回PCから送られて来た共通鍵を
利用して元の注文書に復号します。
SSL4








逆に、ネットショップ側が受領書などを返信する場合、同様に共通鍵を用いて暗号文
を伝送します。
SSL5








上記により、第三者に漏洩する事無しに、安全に注文データやクレジットカードなど
の情報をやりとりする事が出来ます。
今回は、SSL要求について説明します。SSL通信に当たっては、まず通常(非暗号通信)
状態から暗号通信に変更する必要がありますが、その起点になるのがSSL要求です。

SSL要求は、買物客がネットショップにアクセスし保護したいページ(エリア)に来た
場合に、ネットショップがサーバ証明書を送信します。PCがこれを受信し信頼可能と
判定(※)すると、SSLによる暗号通信を開始します。(SSLの開始は、ブラウザ右下の
"鍵マーク"で分かります)
SSL2







次にPCは、送られて来たサーバ証明書から公開鍵を取り出します。自己で作成した
暗号通信用の共通鍵を、この公開鍵でネットショップに伝送します。(いずれもブ
ラウザが勝手にやってくれます)
SSL3








(※)予めブラウザに組み込まれた認証局の証明書(ルート証明書)については自動的
  に信頼し、そのまま操作が可能ですが、それ以外の認証局による証明書について
  は警告が表示され、信頼するか否かが訊かれます。なお、鍵マークを右ダブルク
  リックすると発行者など証明書の内容が表示されます。