刀剣乱舞小説
新章 夢見る私の憧憬
第5話
注意:新刀剣男士ネタバレです(汗)
ポータブルCDラジカセを庭に置いてダンスレッスンをしていた篭手切江。それを見ていた村雲江は腹痛で前屈みに伏せた。
カラカラ…
鯉幟の風車が鳴る。鯉幟がヒラヒラはためいていた。
「……腹痛ついでに歌います…♪俺〜よ〜り〜高い〜鯉幟〜……なんてね…(汗)ははっ…(汗)」
「……」→武具の手入れ中の豊前江
「……」→ネイルケア中の松井江
「……」→畑道具の手入れ中の桑名江
「……」→ダンスレッスン中の篭手切江
(どういう顔したらいいか分からなくなってきた…(汗))
ネイルケア中の松井江が唖然とした。
「……ウケてない…(泣)」
村雲江はガックリ項垂れた。
その頃、厩近くの牧場。たくさんの馬を散歩させた日光一文字と稲葉江。
「よしよし…調子は良いみたいだな」
「手綱の持ち方が乱暴だ…」
「ああ、それはすまなかったな…」
「……夢とは何だ?」
「簡単そうに見えても奥深い質問だな」
馬を厩に入れ、稲藁を用意しようとしたら、南泉一文字が稲藁の上で寝ていた。
「……っ…(怒)起きろ!どら猫!さもなくば…」
「……っ…(汗)」
稲葉江は日光一文字が何処からか持って来たのか分からない法螺貝を見た。
ブブフォーーー…
日光一文字が法螺貝を吹いた。その音が響き渡った。
「……zzzzz…んにゃー…法螺貝…?!…はっ?!(汗)に、日光のアニキ!(汗)も、申し訳…(汗)」
目を覚ました南泉一文字は日光一文字が怒ってると知るや否や、慌てて厩を去った。
「全く…(汗)あのどら猫、こういう場所で寝るのはやめろと注意したんだが…(汗)」
「……(汗)」
日光一文字のギロっとした目つきを見た稲葉江はゾッとした。穏和そうな一文字則宗、日光一文字、南泉一文字…彼らの関係を想像した男士達は居る。反社会的勢力の組織のようなものだった。服装といつも所持してる道具で判断した男士達も…
「一文字って物騒なヤツらの集まりって気がするんだよなぁ…(汗)」
豊前江の呟きが蘇った。
「勝手に来んなよ!(怒)くそじじい!(怒)」
一文字則宗のアポ無し訪問に怒る加州清光の姿が蘇った。
「……難儀なものだな…アイツらも…俺達も…」
稲葉江は掃除道具等を片付けながら呟いた。
続く