帝京大学で多剤耐性アシネトバクター菌の院内感染があり18名の患者さんが亡くなったという
報道によれば主治医からの報告に対して感染対策部門が適切な対策を講じなかったという
それも事件拡大の原因ではあろうが狭い空間に多勢の重症患者が集まり多くの抗生剤が投与される大学病院は弱毒菌感染の温床でありこれを完全に防ぐことなど出来ない
また猛女官僚がおっしゃるように厚生省が早期に報告を受けたとて有効な対策が出来たとも思えない
ましてや刑事事件として警察が首を突っ込んでくるなど日本の医療を医療者の自己防衛で衰退させる以外の効果はない
発熱があれば風であろうがなんであろうが抗生物質を投与する悪癖を直すべきであろうがアシネトバクター菌に限っていえば緑膿菌と違って乾燥にもつよいしその根絶は不可能と言っても過言ではない中心静脈カテのような
観血的操作をできるだけしないよりてはあるまい



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