人の目 | 生けるとこまで

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負けないもん!

昨日、ぼったまがね、野球の帰りに、

「今日、○○先輩に、お前のお母さん、なんで右腕太いの?って聞かれた。」

と言うもんでね、ほほ~、子供は正直やのうと感心した訳よ。

して、どう答えたのさ、と聞いたところ、

「言ったらあかんと思ったで、なんかたまってるらしいよって言ってから、

 うそだけどね~ってごまかしたよ。」との答え。

てか、お前、詳しい原因分からんやろうに。

ま、私としては「なんで左腕細いの?」って聞かれなかっただけマシかとは思うが^^。

だから「太ってるからじゃね?」って言っとけば?って言ったら、

「あかんやろ~。」と言うので、「じゃあ、分かんないって言っときなよ。」

ということにした。


しかも、翌日また同じ子が「どうなんだよ、教えろよ~。」ってまた言って来たらしく、仕方ないから「生まれつき」って言っておいたとの事。

ふ~ん、それで納得するなら、どうでもいいけどね。


で、再確認として、ぼったまには病気の事と、胸とカツラの事は言わないで欲しいなと言っておいた。

ぼったま、前科があるんでね。

昔、遊びに来てた二人の友達に「僕のお母さんカツラなんやで~。」って言っちゃったんだよね。

まあ、その時の子供たちの盛り上がりようったらなかったな。

「ええ~!?カツラなんか?ほんとに?じゃあ、見せて!」って大騒ぎ。

仕方がないから「おばちゃんもさ、好きでカツラかぶってる訳じゃないから、そういう風に言われると悲しいんだけどな。」って泣き落してみたのさ。

そしたら、1人の子が、たーっとぼったまの方に走って行って、ぼったまの頭をパコーンとはたいて「あかんやろ!」って怒ったの。

それきり一切聞かないでくれた、ええ子やね。

ま、ぼったまも、場を盛り上げたくてつい言っちゃったんだろうね。

その時幼稚園だったし、仕方ないよね。


でもさ、子供だけならいいけど、その子達が家に帰ってお母さんとかに言われちゃうと面倒くさかったし、ちょうど脱ヅラ出来るかできないかのきわどいとこだったので、思い切って翌日脱ヅラしちゃったんだよね。

だけど、その後その子達やその家族からカツラについての話もなく、脱ヅラもかなりなベリショにも関わらず、「暑いから。」でみんな納得したし、何事もなく終わってしまったんだよね。

子供がそれ以上興味なくて家族に言わなかったのか、聞いた家族が「そういう事を追求するもんじゃない」と諭したのか定かではないけど、真相は分からずじまいだったのさ。


ま、それからぼったまには、病気の事やカツラの事は、心配かけたり色々言ったりする人もいるから、言わないでねって頼んではあるんだけどね。

でも、カツラと浮腫は、いくらぼったまが黙っていても、見た目でバレるよね。


それでも、カツラの事を指摘したり、聞いてきたりする人は、今まででたったの一人だけ。

それも、幼稚園の時にぼったまがお友達の家に遊びに行った時に、お友達のお母さんがぼったまに「○○君のお母さんカツラだよね。」と言ったらしい。

ぼったまは言っちゃいけないと分かってはいたので「分かんない。」と答えたらしいけど、その後私には何も言ってこなかったので、なんだかなあと思いつつ、それも闇の中。


カツラはさ、やっぱ劣化していくし、前髪の分け目も下手すると黒い下地が見えちゃうしね、襟足も痛んで浮いてくるから、見た目どうよっていつも思う。

鏡やガラスに映った自分を見て、うわ、不自然!って思う事もあるし。

だから、みんなおかしいと思っても、黙っててくれているのか、本当に気付かないのか微妙なとこだな。


あと、浮腫はもう隠しようがないよね。

腕は服で隠せても、グローブのように腫れた手のひらは、見た人はギョッとするみたいで。

特に、字を書いたりすると、どうしても手見るよね。

「蜂に刺されたのかと思った。」とか「手腫れてるよね。」とか、後はだいたい「どうしたの?」って聞いてくるわな。

面倒くさいから「なんか浮腫むんですよね。」とごまかしておく。

だいたいは「ふーん。」で終わるけどね、どうでもいいもんね人の事なんて。


だけど、子供は素直だ。

近所の子供だって「なんで腕太いの?」って聞いて来たから、まあ、その子はよく知ってる子だし「うるせえな、ほっとけよ。」って笑っておいたけど、そりゃあ子供にしてみたら不思議だよな。

ここまで来ると、素直に聞いてくれた方が気持ちがいいってもんだ。



あとは顔かな、普段から化粧とかばっちりしてる若い子なんかは、もう少し上手にごまかせるのかもしれないけどさ。

眉毛とまつ毛が全くないし、顔色も悪い、お肌のつやとかハリもないなあ。

眉はいつも左右の位置や太さが違うし、つけまつ毛も上手く付けらんない。


前に読んだ漫画雑誌に、くるくるロン毛で、化粧もバッチリのミニスカねーちゃんに、お堅い大学教授が「その恰好を維持するのは大変なんじゃありませんか?」って聞いたら、そのねーちゃんにっこり笑って「癌で治療しててカツラだから楽なのよ。」みたいなことを言ってるシーンがやけに印象的だった。

もちろん、漫画だしさ、現実とは違うけど、スタイル良くてキレイで化粧でうまくごまかせたらどんなにいいかっていつも思ってた。


キレイな母ちゃんでいてやりたかったな。

ま、元が元ですから?美人とはいかなくてもさ、普通でいたかったよ。

ぼったまに肩身の狭い思いさせて、申し訳ないよ。






ま、そうは言っても、悩んだってキレイになれる訳もなく・・・。


取り敢えず、ダイエット続行っちゅうことで。


頑張んべ^^。