いよいよ平成も残すところ半日を切った。
今日は朝から平成最後の日ということで一日中
天皇陛下の退位とか平成の出来事を取り上げている。
明日元号が変わったところで、何が変わるわけでもないが、
一つの心の区切りみたいなものは小生も感じている。
平成になったときの記憶ははっきり覚えている。
今回と違い昭和天皇が危篤となり、連日 吐血 下血などで、
それこそCMすら陽気なことを言えば中止になるなど、今回と違い
自粛ムード一色だった。
1月7日崩御され、翌日小渕さんが平成の文字を掲げて、新元号がスタートした。
そしてバブル期。
世の中 不動産を買いあさったり、建物を建てまくり、ジュリアナなど、
浮かれまくってる姿が子供心にもなんとなく不自然に映ってたのを覚えている。
小生が法政にいた頃はバブルがはじけて、世の中どん底って感じ、
就職も先輩たちから聞いてた企業が必死に学生の機嫌を取るような夢の話ではなかった。
バブルの頃は、簡単に内定がもらえて、企業側が内定者にいい食事や接待、さらには旅行や
ディズニーランドなど他社へ逃げられないためにあの手この手で学生を囲ってたが、
小生の頃には企業側の態度も実にそっけなかった。
若いながらも世の中の不公平を感じたときだった。
あれから湾岸戦争、神戸大震災や山梨の上九一色村を拠点としたオウム帝国の凶悪犯罪、
さらには同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災など、昭和と違って日本は戦争こそなかったものの荒波の中の船のような苦しい時代にも見えた。
ただ、やはり日本で戦争がなかったというのは最大の幸福なんだと思う。
新しい元号でも平和な世の中、そして願わくば好景気で、若い世代には学校卒業したら
当たり前のように仕事があって、元気なうちはいつまでも働ける。
そして余暇を楽しめるゆとり。
こんな平凡な幸せが当たり前のように思える時代であって欲しいと個人的には願っている。