日本柔道 復活! | 夢の続き・・・

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夜中からこの朝方にかけて柔道 男子90㎏級、女子70kg級が行われた。

ベイカー茉秋選手 田知本遥選手 見事金メダル。

おめでとう!!



先日、73kg級の大野選手がロンドン金メダル0の呪縛を解き放つ金メダルを獲得した。

されどまだ金1個では復活とまで言い切れなかった。


しかし、この朝、男女共に強い柔道で金メダルを獲得した。


田知本選手は前回のロンドンでは怪我もあって敗退。3位決定戦でも敗れ、

辛いロンドン五輪だった。

あれから4年 精神的な不安を克服し、闘志に変える強さを見につけて

リオに戻ってきた。


3回戦、準々決勝と延長戦に突入するも、弱気ならず、攻め、チャンスをものにし、

勝ちあがった。

決勝でも有効を奪うとそのまま抑え込み。

見事一本勝ちで金メダル。

ロンドンでの仮を返し、最高のメダルを引き寄せた。

挫折から栄光を引き寄せる戦いぶり。

実に美しかった。


またベイカー選手 準決勝まで全く危なげなく一本勝ちで決勝に駆け上がる。

決勝ではジョージアの怪力選手。

2分過ぎ 大内刈りで有効をとった。

この大事なポイントを守り、逃げ切って金メダル。


ヤフーのコメントを見るとおめでとうといくコメントを言いつつも

逃げたとか馬鹿コメントがあった。


日本柔道は研究されまくっている。おまけに国民の期待を一心に背負い普通の状態ではない。

一本を狙う柔道がどれほど難しいことかわかっているのだろうか?


確かに一本にこだわる姿勢は美しいし、かっこいいと思うが、それだけでは通じないことは

ロンドンの惨敗を見れば明らかだ。そして日本柔道界は厳しい批判にさらされた。



金0でもいい。一本を狙う柔道で惨敗する方がいいと見ている人は

本気で望んでいるのか?


日本が目指す柔道は、有効などのルールとして認められているポイントの価値を

今まで以上に認め、大事にした上で一本にこだわる柔道かと思う。


それの方が頭脳的な柔道かと思う。

それをベイカー選手がやった。一本にこだわりつつも、リスクが高いと見切るや、

確実にチャンスをものにしてポイントを取り、一本を無理に狙わず、時間を計算して

金メダルを奪い取った。

猛烈なプレッシャーがかかる日本柔道の代表選手。

そのような状況の中で冷静にさばいた素晴らしい勝負だったと思う。


大野選手の強い柔道もいいが、状況に応じて、冷静にさばくベイカー選手の柔道は

東京五輪でも見習う必要がある。

東京五輪は地元の強みもあるが、考え方によってはプレッシャーは更にきつくなる。

東京で歓喜するには臨機応変の柔道を身に着けるべきかと思う。


今日 男女で2個の金を掴み取った。

残る重量級でも上積み出来れば完全復活と言ってもいいと思う。

東京五輪にも繋がっている。

残り2階級 男女とも持てる力全てを出し切ってほしい。


頑張れ 日本柔道!