夏と言えば、肝試しとかホラー映画とか、とかく幽霊物が多くなる。
今回山梨県立博物館で行っているのがこれ。
「幽霊 妖怪が大全集」
これまで東京はじめいくつかこのような企画展があったようだが、
多分山梨でははじめてかな?
観賞してきた。
この企画展は日本画家で風俗研究家でもあった吉川観方(1894-1979)が生涯をかけて幽霊・妖怪画を収集したものを公開したものだ。
作品の時代的には江戸、明治あたりが中心だ。
丸山応挙や 歌川国芳など素晴らしい絵師の絵が観賞できる。
(丸山応挙作)
結構怖そうなものから、ユーモラスに描かれているものなどいろいろ。
幽霊なので、足がないものが多い。
当時の怪談話をテーマに描かれたものや、地元に伝承された話のもの、当時の人の心の中の恐れをのぞくことができる。
小生考える幽霊の日本代表と言えば…
お岩さんとお菊さんかな・・・。
お岩さんは、今月8月23日公開予定の映画「喰女」でも活躍する
今なお根強い人気キャラだ。
お菊さんも、どなたかお願いしたいものだ。
このコンビ。
いました。いました。
癒されますな。
何とも言えん顔してます。
さてさて、お菊さんたち以外にも、名前すらない幽霊をたくさん
見てきたけどこんな幽霊も山梨に来ていた。
意外や意外 「西郷どん」だ。
建白書をもった幽霊として描かれている。
あまり怖い顔してませんな・・・。
でも軍服来て建白書・・・・
日本最初の陸軍大将だった西郷どんの幽霊。
西南戦争で追い詰められていた士族を、
まとめて引き受けて散って行った彼の無念が、
多くの人に察せられ、それが人々の恐れに繋がったのかな?
「今般 政府に尋問の筋これあり・・・」・・・・西郷どん
かっこいいな。