八重の桜 | 夢の続き・・・

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法政ラグビー、映画、旅行、史跡めぐり、食べ歩き、犬、自然、世の中の出来事などを気の向くままつぶやこうかな。

先週の日曜日「八重の桜」が完結した。

小生は大の会津好き。

会津を3度旅行し、来年はぜひとも会津の春を告げるという彼岸獅子を見たいと思っている。

そう、会津戦争において知将山川大蔵が鶴ヶ城入場で官軍を欺いたあの彼岸獅子だ。


そんなこともあって、毎週日曜日はとっても楽しみだった。


今週の月曜日 その「八重の桜」の平均視聴率が14.6%と歴代ワースト4位だったそうな。

正直意外だった。 そんなに悪くないのに・・・。


確かに山本八重というヒロインの知名度が低いことも影響が大きいと思う。

されど、個人的には凄く楽しめた。

最近の大河ドラマは、視聴率は取れたかもしれないが、

史実を歪めて、あまりにも誇張した描き方に

やや興ざめしてただけに、今回もそれがなかったわけではなかったが、

抑えられていてずっと良かった。


また八重だけでは一年間という長丁場で話が持たないので、

その分、個性的なキャラが上手く描かれ、前半の会津編はなかなか良かったと思う。

個人的には、松平容保、山本覚馬、佐久間象山、川崎尚之助、西郷隆盛、照姫など

良かったな。


特に籠城戦は迫力があってよかった。


後半の京都編

会津戦争という最大の山場を越えて、物語的にも盛り上がりに欠けるのは致し方ない。

されど、描き方によって良くも出来たように思う。

国を失いどん底の会津人がいかにして立ち上がったかが見せ場だ。


まあ、主人公が八重だから同志社大学設立がメインになる。

されど、一般の人にとっては学園もののようでもあり、面白味に欠けてしまった。


勿論それもいいが、八重をはじめ会津人がどのように立ち上がり、名誉を回復したかを

見たかったと個人的には思う。

会津の殿様、山川兄妹をはじめとした多くの無念を抱えた会津人たちの。

たくさんの名誉回復エピソードが描かれることなく終わってしまった。


現在の東北復興の願いも兼ねているのならば、尚更ではないか?




会津戦争に時間を使いすぎ、同志社設立で残る時間を使ったため、あとは、ハイライトのように

駆け足で片づけたところに時間の使い方で失敗した感じが見え隠れする。


されど、TOTALで観て、そんな歴代ワースト4というほど悪くなかったと思う。

また会津を舞台にした作品見たいものだ。


来春は4度目の会津を、もっと勉強して楽しみたい。