夜、スカイツリーの見える公園を歩いていると、
大きなネズミが私の目の前を横切って行った。
動きが遅いのでどうしたのかと思ったら
口に何か大きな物をくわえていた。
そしてこんな大きなネズミが、まだ都内にいた
ことに驚いた。
実は昨年、たまたま立ち寄ったギャラリーで
見た写真展で、都内のネズミを大々的に駆除
している事を知った。
東京オリンピックがあるので街を衛生的に保つ
ため、そうしていたらしい。
(作者は都会で暮らすネズミだけを撮っていて、
作品からは過酷な環境で生き抜く小さな命への
愛情も感じられた。)
そして帰りに公園の入口付近に差し掛かると、
手に持ったスマホと、足元に置いた三脚を付けた
スマホで自撮りをしている女性が目に入った。
「何を撮っているのだろう?」と思いながら
彼女の横を通過した瞬間、突然「限界まで~♪」
(曲名=限界Lovers)と大声で歌いだしたので
ビックリした。
かなり昔の曲、そしてリアルタイムで聞いて
いたとは思えない若い女性がこんなHardRock系
の曲を知っているとは!と、ちょっと衝撃を
受けた。
こんなことを書いていると怪しげな人だと
思われそうだが(特定の思想や宗教等には
一切興味はない)世の中には科学で解明
できない不思議な出来事もあると思う。
私の実家のトイレの電気は人感センサーに
なっているが、今日の深夜も、また誰も
いないはずのトイレに電気がついていた。
最初にそれを見たのは、父が旅立った後の
深夜で、私が東京へ帰る前日のことだった。
見た瞬間、不気味で背筋が少し寒くなったが
なぜか「父なのかも?」という気がしてきた。
それは、葬儀の時に従姉が言っていた事を
思い出したからだ。
父と従姉は昔「もし亡くなった時にあの世が
あったら『あったよ!』という合図をしよう。
例えば電気をつけたり消したりとか・・・」
という約束をしていたと言うのだ。
そして今回もまた、東京へ戻る前日という同じ
タイミング。
もしかしたら父が見送りに来てくれたのかも?
という気がして「そこに、おるん?(北九州弁
で「いるの?」の意味)」と誰もいないはずの
トイレに向かって話しかけてしまった。
2年4ヶ月ぶりの実家。
これほど長く帰省しないとは、思っても
みなかった。
父が旅立ってから、家の中の色々な物を
整理していて、家の中はかなりスッキリ
していた。
近所のお店なども変わっていたが、庭の
ツツジやスイセン等が花を付けた形跡は
いつもと同じだった。
隣家の愛猫達も私の事を覚えてくれていた
ので嬉しかった。
一番高齢のネコ(人間でいうと70代半ば)
は遊んでもらいたいのか、朝から晩まで
ずっと家の前で座って出待ち(?)したり
ドアをひっかいて「開けて!」と訴えたり
してきた。
(隣家の「小雪」というネコ。前に見た時は
華奢な印象だったが、成長して貫禄も
出てきて「大雪」という名前に変えた方が
良いのでは?と思えてきた。)







