森見登美彦氏最新作の「聖なる怠け者の冒険」読み終わりました。

怠けることに関して他の者を寄せつけない主人公・小和田君と、人助けに全身全霊をかける謎の怪人・ぽんぽこ仮面。
2人を中心に、宵山の日の京都を舞台として大騒動が起こります。

小和田君は、愛する怠惰な休日を守れるか?


今作も氏らしい、へんてこファンタジーとなっていて、いつもどおり楽しませていただきました。
夏になると森見氏の小説を読んで、京都に行きたくなりますね。
夏の京都!行きたい!住みたい!笑

わけの分からない展開に当惑しながらも、不思議とワクワクしてしまうのが森見氏の小説ですよね。

作者の過去の作品である、「有頂天家族」や「宵山万華鏡」の話とも絡んで、ファンにはまた嬉しい演出です。

理想と自分の内なる怠け者に挟まれ葛藤する人物たちに共感してしまい、「がんばれ!」と心で応援しながら読んでいました。笑

詳しくご紹介することは避けますが、氏の小説が嫌いでないなら読んで損はないと思います。



そういえば「有頂天家族」がアニメ化されましたね!
まだ見ていないのですが、弁天さんがどんな風に描かれているのか楽しみです。