上記の著者❝岸田奈美❞さんの本の最初のページは

「気がつけば作家になっていた」で始まります。

以下、岸田さんの言葉は続きます。

「身の回りに起こった愛しいことを言葉にして、花咲かじいさんのように四方八方まき散らしていたら、たくさんの人に読んでもらえた。それだけだ。

ただ、それだけなのに、わたしは大学生のころから10年勤めていた会社を飛び出すように辞めた」

 

Noteに投稿していた岸田さんの文章がある編集者の目にとまり、それが出版されて、岸田さんは作家になったのです。

 

岸田さんは超行動的なスーパーウーマンで、それが多くの人との奇跡的な出会いにつながり、応援してくれる人や協力者を得られたのだと思います。

すごく能力のある方だと思いますが、本人は全くそれを自覚していません。

とても繊細で傷つきやすい女性でもあります。

自分の弱さや失敗でさえ手加減なしに書いているので、岸田さんの大変さ、しんどさがひしひしと伝わってきますが、そこに読者は逆に励まされたり、共感するのだと思います。

 

「あとがき」の言葉も納得できます。

『「他人ら嫌われることがこわかった。誰に嫌われず、だれもを幸せにきる、そんな岸田奈美になりたかった。だけど、そんなのは無謀だったとすぐに気がついた。ある人から言われた言葉で、「自分が嫌いだと、他人の評価を求めようとする』

 

岸田んは考えます。どうすれば自分のことを好きになれるのかと悩み続けて、自分なりの答えを見つけます。

「好きな自分でいられる人との関係性だけを、大切にしていく」

 

 

今回で、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族った」の本の紹介は

終わります。

 

7月9日(火)午後10時よりNHKテレビで、この本をドラマ化したものが始まります。

是非、見てださい。

おススメです。