二泊三日の山行き
金剛山~大和葛城山
夏休みに子どもと二人で
二泊三日の山行きでかけた。
子どもにどこの山へいきたいかときけば、
いつものように金剛山と。
金剛山は、登山すると
スタンプが押してもらえるので
それが楽しみなのだろう。
金剛山なら日帰りもしくは
一泊二日で充分と思ったが、
子どもは二泊したいという。
金剛山だけなら、二日目テント付近で
ぼうっとしているのも
時間がもったいないので、どうしようかと。
地図を眺めながら、せっかくだから、
お隣りの山、大和葛城山に
登ってみることにした。
予定では、
一日目 千早口から金剛山頂上
ちはや園地で野営
二日目 必要な荷物だけリュックにいれて、
大和葛城山往復
ちはや園地で野営。
三日目 千早口の方へ下山
一日目の行程はいつも登っていて
なれた道なので気軽にのぼれた。
ただ、テントもちこみ、しかも、
一日目夕食バーベキュー、
二日目はカレー作りで、
食材も多く、荷物がいつもより重かった。
山頂付近のちはや園地につくと、
事務所で手続きをとり、
デッキのところへ
持ち込みのテント付近をはった。
3人用のモンベルムーンライトテント。
北アルプスへもこのテントをかついで
何度かいった愛着があるもの。
30年くらい前に買ったので、
かなり古くなっており、山へいくたびに
防水スプレーをかけるものの
やはり防水がきかなくなってきている。
天気予報は雨だったので少し心配した。
一日目の夜、やはり雨は降ってきて、
それも激しい雷雨。
炊飯場の電灯が停電した。
雷の音がうるさく、また暗がりの中で
バーベキューをした。
あとできいたのだが、
近くで落雷があったらしい。
夕食後しばらくしたら、雷はおさまる。
テントにはいり、ラジオをつけると、
ロンドンオリンピック。
女子バレーの銅メダルをかけた戦いが
中継されていた。
これまで余りオリンピックはみてないが、
このときはラジオの放送に耳を傾けた。
日本は見事に銅メダルを獲得した。
それにしてもラジオの中継は
うまいなあと感心。
まるでテレビでみているかのように、
放送をきいていると
頭に情景がうかんでくる。
ラジオ放送をきいたあと、消灯。
はやめに寝た。
二日目は、テントを残したまま、
必要な荷物だけもって
大和葛城山を目指した。
地図のコースタイムによれば、
水越峠をへて、大和葛城山は、
3時間30分でつく。
往復すれば7時間。
ちょっと長いが、ダイヤモンドトレールで
道も整備されていることだし、
またなんとかいけるだろうと出発した。
が、あまかった。
一日目に重たい荷物を担いだ
その疲れが残っていたのか、
水越峠のあとの登りから、かなりばてた。
結局、コースタイムよりも一時間も長い、
4時間30分かかって、
大和葛城山頂についた。
このまま往復して金剛山へもどるのは
ちょっと無理があると思えた。
ロッジでそうめんを食べながら、
地図を開いてその後の行動を考えた。
このままもどるのはちょっときつい。
ええい、もういっそのこと
ロープーエーで、奈良のほうへ
おりてしまおう。
いやまてよ、しかし、テントと荷物を
金剛山へおいてきたままだから、
そのまま家へは帰れない。
そこで、考えた末、荒技ではありますが、
近鉄にのって河内長野駅へまわり、
バスで金剛山ロープーエーまでいき、
もう一度ロープーエーにのって
ちはや園地にもどるとことにした。
一日に二種類のロープーエーに
のるなんて、そんな・・・とも思ったが、
ばてた我々が
夕方までにテントにもどるには、
この方法しかないと思い、強行した。
子どもには「父さんの計画ミスや」
とせめられたが。
私だけがばてるのならともかく、
子どももかなり疲れた様子だったので、
しかたがなかった。
大和葛城山の山頂は
とても眺めのいいところなので、
また今度ゆっくりくることにして、
急いでロープーエーにのった。
約6分で登山口までおりた。
それはよかったのだが、
ここから近鉄御所駅までのバスが
なんと2時間まち。
しかたがないので、売店の人に
駅まで歩いてどのくらいかきいた。
40分ぐらいだというので歩くことにした。
(実際は1時間ぐらいかかった)
ようやく御所駅について、電車にのり、
尺土駅で阿倍野橋行きに乗り換え、
古市駅につくと、今度は
河内長野駅にのりかえた。
ちょうど山のまわりを、
電車でぐるっとまわってくるという感じ。
河内長野駅をおりると、
金剛山行きのバスが
まさに出発しようとするところだったので、
すぐに飛び乗った。
終点の金剛山ロープエー駅でおり、
少しあるいて、
今度は金剛山ロープーエーに乗る。
数分でちはや園地につき、
4時半ごろに無事テントにもどった。
かなりあらい技ではありましたが、
二日目の歩行は無事終わり、
カレー作りにとりかかることに。
せっかく山にくるのだから、
レトルトのカレーではなく、
ちゃんと作ろうと材料をもってきていた。
保冷剤で冷やしていた材料をとりだし、
かまどでご飯をたくのと併行して、
カレーをにこんだ。
少し水が多すぎた感じもしたが、
おいしいカレーができた。
かたづけたあと、テントにもどり、
またラジオをつけた。
バラエティー番組がやっていたようだが、
知らないうちに眠ってしまっていた。
朝の目覚めはよかった。
雨もあがり、天気はよかった。
二日目に歩く途中で
パンを食べてしまったので、
朝食は、カップラーメンの
ラ王しかのこっていない。
朝から重い食事とおもいながら、
ラ王を食べた。
帰りは、来た道と同じ、
歩きなれた千早本道を
あるいて、昼過ぎには下山した。
無事二泊三日の山行きは終わった。
今回と同じようなコースをたどることは、
二度とないと思うが、
まあ夏休みのいい思い出になった。
なにしろ一回の山行きで
二種類のロープエーに乗る
という体験をしたのだから。
天候が悪くて
夜空の星を見られないのが
少し残念だった。
二泊三日を振り返ってみて、
私は子どもとどれだけ会話をしたかと
ふと思いかえすと、
ほどんど会話していないことに気づく。
せっかく父と子ででかけたのだから、
男どうし、なんか話をと思ったのだが、
なかなか会話にならなかった。
話かければ短い答えがかえってくるが、
まるで一問一答みたいな・・・。
世の父と子はどうなんだろうか。
なかなか共通の話題がないが、
いやしかし、思春期の子どもと
一対一で共有できる
そんな時間がもてただけでも
いいじゃないかと
今は自分を納得させている。