環さんのSelf-Branding Lesson #4。
今回は、いつものオフィスから場所を変えて、目見麗しいところで野外活動をしながらのマンツーマンレッスン。
レッスンの途中途中、ちっちゃな拍子抜けを感じる。
「え?これ仕事になるの?」
「え?これ仕事になるの?」
「え?これ(以下略)」
ちーちゃなちーちゃなこの声が、脳内にちーちゃく、でも確かに、繰り返し響いて、身体もちーちゃく驚いて、目は少し見開き、手を一瞬止めてしまいそうな感覚になる。
環さんと写真を撮ったり、動画を撮ったり、いろいろなお話をしながら、わかりやすく言うと「刺激」をもらっているのだけれど、この「刺激」は、体の外から何かを取り入れるというよりも、環さんとのやり取りを通して生まれる微細なきらめきに、自分の中の何かがふわっとほどけて、開いていくような感じがする。
足し算するように、ブロックを積むように、プラスにプラスに…と増やしていくということではなくて、何十回も歩いたことのある道で、花のつぼみをそこここに見つけるように。
もちろん、自分で仕事をしていくことの知恵や知識や経験談を環さんからうかがうことは、わたしにとっての「おおきなプラス」であり、大切な宝物であることは間違いない。
コーヒーや紅茶にお砂糖やはちみつを入れると、溶けて見えなくなるように、環さんからの「おおきなプラス」はそんな感じで、わたしの心身に染みていく。
そして、やさしい気持ちの自分で、自分をいさせてあげられる。
環さんはよく「サバイバル能力」について、ときどきお話をされている。
「サバイバル能力」という言葉だけを聞くと、たくさん獲物をとってこれるとか、身体的な逞しさとか、そういうイメージと結びつきやすいけれど、そういう「競争ベース」の能力を指して、環さんはお話しされているのではない。
それは、「生き延びるには、競争しない」ということをお話なっているところから、うかがい知れる。
これは、競争についての是非や賛否の話ではなくて、「人間がその生命を少しでも長く生かすにはどうすればいいか?」というところを足場にして考えたときに、「生命エネルギーが削がれるなら、生きる力が高まらないなら、競争はしない」というお話。
逆を言えば、「競争が生きる力を高めてくれる」と信じている人は、それで生き延びることが性分に合っている、という理屈。
1分でも1秒でも長く生きながらえるには?
そこに軸足を置いて考えたときに、なにが自分にとっての生きる力と知恵になるのか。
それを、一人一人の感性で選び取っていくことで、おのずと人の数だけの人生がCreateされていく。
環さんのおっしゃる「サバイバル能力」という言葉から、こうした多様なあり方への全肯定をわたしはひしひし感じて、喜びの気持ちが満ち満ちていく。
わたし自身は、「やさしい気持ちの自分でいさせてあげる」ことで、「自分の生きる力と知恵が高まる」という実感がある。
そのことは、環さんとご一緒する時間の中で、これまでの自分の人生での大切なことが、頭の中でも心の中でも整理されていき、ふわっと浮かび上がってきた。
やさしく、innocentな自分が、いちばんのびのびしていて、「生きてるー!」って感じがする、と頭でも心でもしっくりきていて、今、とてもほっとしているのでありました。
セルフブランディングのレッスンも、折り返し地点。