story165 パーティー閉幕 | りょうの一期一会

りょうの一期一会

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story 165 パーティー閉幕








その頃





結人と薫は・・・






「何を一人でニヤニヤしてるん!?」


「また変な事想像してるやろー!!」






結人「いや。」




「お前も変わってるヤツだなぁ~と思って。」





「な、何!?」




「俺なんかの何処が良いのかね~。」




「いつも女の尻ばかり追っかけてる俺なんかの。」




「俺の彼女になったら苦労するぞ。」





「好きになるのに理由なんかないやん。」

「だって好きやねんもん。」








「にゃははは!!」




「薫らしいな。」




「でも、そんなお前の事嫌いじゃないよ。」




「しょーがねーから付き合ってやるよ。」




「な、何!?」




「もっとましな言い方ないの!!」

「しょーが無いとは何よ!!」





「しょーが無いとは!!」




「あーゴメン、ゴメン。」




「俺も薫の事が好きみたいだわ。」

「俺と付き合ってくれない!?」








「う、うん。」




「えーよ。」










「じゃー付き合った記念に、これからホテルに行こっか。」








「誰が行くか!!」



「やっぱ、結人と付き合うの嫌!!」





「嘘、嘘!!」

「もう薫ちゃんったら冗談が通じないんだから!!」





「あ、アンタって人は・・・」




「にゃははは!!」








少し時は流れ・・・




楓はD.Aに帰って来る。










「あれ~。」


「誰もいないじゃん。」





拓也「おう!!」

「お帰り。」





「皆は!?」




「もう帰ったよ。」




「そっかー。」




「で、どうだった!?」




「何が!?」




「何がじゃねーよ。」

「綾乃ちゃんの事だよ。」





「別に何もねーよ。」

「てか、俺、葵に告白するわ。」





「はぁ~!?」

「あれだけ昨日は綾乃ちゃんに告白するとか言っておいて・・・」




「やっぱり葵じゃなきゃダメだ!!」

「川村と話してて気付いた。」

「俺が本当に好きなのは葵だって。」




「凄い遠回りした気がするけど、やっと素直になれた。」

「ホント過去から逃げてただけなんだな。」

「俺、葵に告白するよ。」

「もう何の迷いもない。」





「告白するって言ったってよー。」

「葵ちゃんはサッカー部のヤツと付き合ってんだぞ。」





「そんなの関係ない!!」

「葵を幸せに出来るのは俺だけだ!!」





「あはっ。」

「なんだか昔の楓みたいだな。」

「ホントどこから出て来るのかその根拠の無い自信は。」






カランカラン




結人もD.Aに帰ってくる。








結人「えらい人数減ってるな。」


「まーいいか。」





「拓也!!」

「楓!!」





拓也「な、なんだ・・・」


「デカイ声だすなよ・・・」




「俺、薫と付き合う事にしたから。」




「な、何!?」




「ぎゃははは!!」




「結人と薫が!?」




「ぎゃははは!!」




「ホントお前って面白いな。」

「うん。うん。」

「見てて飽きない。」





「ぎゃははは!!」






「人が彼女出来たって言うのに・・・」




「何なんだお前等!?」





「まー何でもいいや。」

「飲み明かそうぜ!!」







「な、何でもいいんかい・・・」




「細かい事は気にするな!!」




「良かったじゃーねーか。」

「お前等お似合いだよ。」





「よーし!!」

「今日は飲むぞ!!」






「何なんだよお前等・・・」




「こうなりゃ俺も飲みまくってやる!!」




「ぎゃははは!!」




「じゃー結人から詫び一気な。」




「何で詫び何だよ!!」




「俺等より早く彼女出来たからだよ!!」




「ば~か!!」

「お前等に負ける俺じゃねーぞ!!」






「はい。はい。」

「何でもいいから早く飲めよ!!」






「ぎゃははは!!」








それぞれの思いを胸に・・・















パーティーは終わりを告げる。