story60 本当だったんだ | りょうの一期一会

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story 60 本当だったんだ







数日後・・・






食堂にて






拓也「おい!!」



「んっ!?」


「お前最近暗いぞ!!」

「いつもボーとして!!」


「えっ!?あ、あー」


「どうせ葵ちゃんの事でも考えてたんだろう!?」

「大体、結人が言ってる事だから当てになんねーって!!」

「大体そんなにショックだったらもたもたせずに告白しろよ!!」



「・・・」




「こんにちは!」


「おう!小野じゃん!!」

「どうした!?」






「ちょっとビックニュース!!」

「大ニュースだよ!!」


「葵ちゃんに彼氏が出来た!!」


「またその話かー」

「えっ!?」

「知ってるの!?」



「あー結人が言ってたよ!!」



「あーそうなんだ・・・」

「吉岡君が・・・」




「おい、おい!!」

「何暗くなってんだよ!!」

「まさか結人に惚れてるとか!?」

「まっ!!そんな事ないか!!」



「あっははは!!」



「・・・」



「じゃ、じゃー私ちょっと用事があるから行くね!!」





薫はそう言ってその場を去る





「な、なんだったんだ今の・・・」

「まーアイツが言う事も当てにならないからなー!!」

「でも本当っぽいな!!」






「おい!!」



「んっ!?」



「お前ってヤツは・・・」



「わ、悪い・・・」



「先に戻るわ!!」













教室にて












楓(やっぱりそうなのか!?)

(小野も言ってたしな・・・)





楓はここ数日ずっと葵の事を考えてる






楓(でもアイツ等の事だから当てにならないしなー)

(でもマジっぽいな・・・)








ピカッ!!


光が差し、一瞬目の前が明るくなる











楓(んっ!?)

(あ、葵!!)







(誠二「えっ!!}

(誠二「ほ、本当に!?」)

(誠二「本当に付き合ってくれるの!?」)





(葵「う、うん。」)








(ま、マジ!?)

(やっぱり本当だったんだ!!)












放課後・・・





一護は













一護(あれから何にも変わらない・・・)

(何だったんだろう・・・)

(江角さんもあれ以来話しかけてくれないしさー)





真琴「あ、あのー」


一護「あっ!!」

「江角さん!!」





結人「あっ!!」


「真琴ちゃーん!!」





一護(げっ!!)

(ま、また吉岡君・・・)





真琴「こ、この前の・・・」




「覚えててくれたんだ!!」

「嬉しいなー!!」

「俺、結人!!」

「吉岡 結人!!」

「よろしくね!!」



「でも真琴ちゃん可愛いね!!」





真琴は顔を赤らめる





「そ、そんな事ないですよ・・・」





「あーどうして気付かなかったんだろう!!」

「真琴ちゃんこれから暇!?」

「お茶でもして帰ろうよ!!」


「ちょっと用事がありますから・・・」

「すいません。」

「私、行きますね。」






そう言って真琴は去る






「じゃー真琴ちゃんまたね!!」


「あれー!?」










「一護居たんだ!?」












えー!!


一護(吉岡君が来なければ・・・)

(せっかく江角さんと話するチャンスだったのに・・・)





一護「う、うん。」


結人「あーそうだ!!」

「知ってたか!?」

「葵ちゃんに彼氏出来たって!!」





一護「!?」

「ほ、本当!?」

「もしかして楓!?」



「いや、違う。」

「サッカー部の藤代!!」




一護(そ、そうなんだ・・・)

(前に見た告白シーンの相手って藤代君だったんだ・・・)

(如月さんが楓以外の人と付き合うのは悔しいな・・・)



「おい!!」

「聞いてるのか!?」



「ご、ゴメン・・・」










一方



拓也は














拓也「早紀!!」


早紀「あっ!!拓也君!!」


「今日空いてる!?」

「うん。空いてるよ!!」

「じゃー遊びに行こうか!!」




「えー!!本当!!」

「嬉しいな!!」


















早紀(すごく嫌な予感がする・・・)