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stockracerの雑記録

株・競馬から、スポーツ・時事問題まで。ジャンルに拘らず、ブログならではの自由な切り口で、何でも好き勝手に書いてしまおう!

 後4時間弱で、2020年の夏季五輪の開催地を決める投票結果が発表される。つい先日までは、東京がリードしているはずだったが、ここに来て、福島第一原発の汚染水問題が、特にヨーロッパで問題視され、スペインのマドリードに交わされたかのようにも見える。マスコミは、NHKも民法も、深夜・早朝であるにも拘らず、生放送で長時間の特番を組み、多くの国民が期待を持って、結果を固唾を呑んで見守る形を演出している。僕は、このブログでも、スポーツテレビ観戦オタクを名乗るくらい観戦スポーツが好きだから、本来なら東京招致の成功を人一倍応援したかった。でも、以前にも1度書いたが、現在日本のおかれている状況を見れば、招致運動や、もし決定した場合の五輪開催で、莫大な費用や手間隙をかけている場合ではないことは明らかだ。

 ロンドンで3回開催されたからといって、東京で2回目をやらなければならない理由にはならない。前回破れたときの東京招致は、石原慎太郎氏が都政に名を残したいが為の実績作りに利用したように感じたので、今回は石原氏が都政を投げ出して国政に復帰した時点で立ち消えになるのではないかと予想していたが、後を受け継いだ、いつでもどこでも仏頂面で失言だらけの(失礼、イラつきながら書いているのでご勘弁を)の猪瀬直樹都知事が、輪をかけて大乗り気で招致活動をしているのにはあきれた。福島を見ろ!あの原発は、どこの管轄なんだ!安倍首相にしても、ブエノスアイレスまで乗り込んで、演説している場合ではないだろう。先ず、G20での仕事を全うし、余裕があるなら福島へ出向くべきだろう。他にも、集団的自衛権の行使を含む憲法改正の問題、TPP、消費増税、沖縄の米軍基地、中国・韓国・ロシア等との外交問題など(僕としては、安倍政権のやり方の賛同できる部分は全くと言っていいほど無いのですが)、仕事は山積みされている。五輪招致などにかまけている場合ではないはずだ。

 被災地では、喫緊の問題である福島第一原発の汚染水問題だけでなく、未だ高い放射線量なのに、政府が決めた国際基準に比べて甘い数値に基づき、非難区域は縮小され、それに伴い、公的援助は打ち切られる方向へ向かっている。一方で、現在も帰宅困難区域等に指定され、避難生活を続けている人達は、新たな土地で新生活を始めるか、いつ帰れるか分からなくてもあくまでも帰宅を目指すのかの選択を迫られているという。原発のみならず、被災地域の復旧・復興は遅々として進まず、多くの人が苦しみ続け、助けを求め続けているのに、何が五輪招致だ。国も東京都も、金の使い方と時間の掛け方が間違っているだろう?東京で五輪を開催することで、復興したことを世界にアピールすると語った招致関係者の言葉が空しく響く。

 現地での記者会見で、海外メディアから汚染水漏れの安全性を問われたのに対し、猪瀬知事が、「東京の放射線量はニューヨーク、ロンドン、パリと全く変わらない」と述べ、IOC委員でもある竹田恒和氏は、「福島は東京から250キロ離れており、危険性は東京にない」と述べた。これを聞いた時点で、開いた口が塞がらない。東京さえ良ければいいのかとの議論はもちろんだが、問われているのは、汚染水問題の収束はいつ図れるのか?海への流出は?外国への影響は?延いては、日本の危機管理能力が問われているのだ。そんなことも分からずに、頓珍漢な回答に終始すれば、海外メディアの失笑を買うだろうし、東京へ招致する意義そのものを問われかねない。個人的には、仮に原発事故が無かったとしても、今東京に五輪を招致する必要なないと思っている。次に日本で夏季五輪開催を目指すなら、以前立ち消えになった共同開催が無理なら、広島単独か、被災地から選ぶなら、仙台がいいのではないか。しかし、それもしばらく先の話になる。

 以上、東京五輪招致について、批判的なことを書いてきた。実際にそう思っている。それでも、東京がマドリートやイスタンブールに負ければ、少しは悔しく思うのかもしれない。49年前の東京オリンピックの後、次に日本で夏季五輪が開催される前にスペインで2回目が開催されれば癪に障るし、韓国の露骨な日本つぶしにも腹は立つ。イスタンブールに決まれば、イスラム圏で初めての五輪開催には意義があるし、トルコは親日のお国柄なので、まぁいいか、なんて思ったりもする。日本など、各国の最終プレゼンは見ていない。日本の関係者は、これまでと違って少しは誠意のある質疑応答ができただろうか。表題に書いたとおり、勝っても負けても、気の重い五輪招致だ。


 今日の一曲は、「COME RAIN OR COME SHINE」 1964年
              Monica Zetterlund,Bill Evans Trio



Monica Zetterlund(vo)
Bill Evans(p)
Chuck Israels(b)
Larry Bunker(ds)


 全国的な異常気象で、最近は雨の降り方がおかしいですね。
突然、土砂降りになったかと思えば、ピタッと止まる。
もうやんだかと思えば、何度も繰り返したり。
五輪招致合戦も、荒れ模様。
どんな結果になることやら。
僕は、明朝のニュースで知る事になりそうです。


 おまけの一曲、「COME RAIN OR COME SHINE」  Bill Evans Trio  1959年


              アルバム 「Portrait In Jazz」より

Bill Evans(p)
Scott LaFaro(b)
Paul Motian(ds)

 ビル・エヴァンスでこの曲といえば、これですよね。
3回目のアップになってしまいました。


 では、また。