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寺田社会保険労務士事務所・活動日誌♪♪

大阪市淀川区西中島南方と新大阪の間に事務所を構えております社会保険労務士の寺田と申します。ここでは、企業の職場環境や人の問題を取り扱う「社会保険労務士」という仕事を通じて感じたことや日常の出来事、労働に関するお役立ち情報などを発信していこうと思います。

皆さん、こんにちは。

大阪市淀川区・新大阪の社会保険労務士、寺田です。

 

今年は新年早々に石川県・能登半島地震があり、現地で被災された方々やそのご家族・ご関係者の方々の今の状況やお気持ちを考えると、年明けからとても「おめでとう」をいう気持ちにもなれずで、関与先の皆様へのご挨拶も訪問やお電話でこちらからご挨拶をさせて頂くこと自体を、誠に勝手ながら控えさせて頂きました。

 

コロナ禍で少し足が遠のいてしまいましたが元々、海釣りが趣味の私にとっては、福井県・石川県を始めとした日本海側のエリアはプライベートでも馴染みがあり、個人的な心情からいえば仕事なんてほったらかしてでも、ボランティアとして現地に飛んでいきたい気持ちでいっぱいです。

 

とはいえ、専門職のいち零細事業主としてはスタッフに業務を任せっきりにして、というわけにもいかず、歯がゆい思いで仕事をしております。

 

震災の規模を考えると全くの元通りというのは厳しいとは思いますが、本当に一日でも早い被災地の復興と、被害に遭われた皆様の普段の日常が戻る事を祈るばかりです。

 

 

・・・さて、話は変わりますがこちらのブログを思い返してみますと、昨年は年始のご挨拶のみで、書き込みをする余裕が全くありませんでした汗

 

昨年は事務所内での人の入れ替わりも多少あり、そんな中で社労士事務所で国内シェアNo.1である某システムメーカーのクラウドソフト(当事務所でも使用しております)のシステム会社が、海外からのサーバー攻撃を受け、一時的にサーバーダウン、その後数カ月間、クラウドソフトが使えなくなり、使えない期間の代替品としてシステム会社から提供されたシステムがまるで使いものにならないレベルの粗悪製品で、事務所内の通常業務が平時の10倍以上は時間が掛かる勢い(いや、本当にw)で、しかも時期的に業界の繁忙時期(6月~8月)と重なり、私だけでなくスタッフも疲弊しっぱなしの状況で、システム復旧後までと、その皺寄せでシステム復旧までの間に溜まっていった他の業務の影響で、精神的にも時間的にも全く余裕の無い時期が結局、半年ほどは続きました。

 

大企業の文具メーカー「KOKUYO」他、いくつかの企業が同時期に同様のサーバー攻撃被害にあったようですが、うちレベルの事務所規模でも色んな意味で結構な被害を被ったので、顧客数の多い大規模な社労士事務所などでは、本当に冗談では済まないくらいの被害状況だったのではないでしょうかあせる

 

そういった規模の会社だと実際に損害賠償とかの話も出ているでしょうね・・・(怖っガーン

 

元々そのクラウドシステム自体、一定規模以上の事務所でないと使わないようなシステムで、所長一人で事務所を運営しているような社労士事務所であれば、逆に影響はなかったと思いますが、同システムを使っていた同業者の事務所はどこも、軽くパニック状態に陥っていて、そういう時に同業者に救いを求めても、同じシステムを使っている事務所は皆、同じ状況だし、他のシステムを使っている事務所は、逆に顧客獲得(社労士替え)のチャンスということもあり、そんな時に困っているところの相手をしている暇は誰も無く・・・えーん

 

私も流石に今回ばかりは本当に困ったので(普段は基本、人に頼る事はあまりしないのですが)、同業の先輩や知り合いの事務所のスタッフなど、何件か救いを求めてみましたが、思っていた以上に予想通りの結果と対応でw、結局、自社内で何とかするしかなく、過去に退職したスタッフにまで声掛けして、一時的に手伝いに来てもらったり、私自身はもちろん休みなく働いたりして、何とか乗り切りました・・・が、本当にあんな目に会うのはもう2度とごめんムキーッというか、開業10年を過ぎても本当に何があるかわからないなと改めて「零細自営業の安定の無さよ」・・・と痛感しましたw

 

今回の年明けの被災地の事業主の方々も同じことですよね・・・そう考えると現地の方々には本当に胸が痛みます。

 

元々、ここ数年の新型コロナウィルスの影響で残念ながら、コロナ後まで体力が続かなかったいくつかの事業主様とのご縁が切れてしまったタイミングもあり、自分の家族だけではなくスタッフの生活も守らないといけない立場の事業主としては、新しい関与先様の開拓などに頭を痛めていたタイミングという事もあり、スタッフや家族にはなるべく見せないようにしていましたが、精神的な重圧感は正直半端なく、開業して以来でいうと、もしかしたら一番しんどかったような気がしますw

 

一家の父としては家族にもぼやけず、不安なところも見せられず、家に居ても反抗期(思春期??)の子供達にストレスしか感じず、実際に私自身、いくつか体調にも不調をきたしましたし、誰にも頼れず自殺するしかない事業主の方達の気持ちも、真剣にわかるような気がしました。

 

それらが少し落ち着いて、(以前から興味はありましたが)精神的にも一人の時間と場所が欲しくて始めたソロキャンプに、今ではどっぷりはまっていますイヒ

 

(話は変わりますが)趣味の車もそうですが、ソロキャンプ好きの新たな仲間達との出会いも、利害関係がない仲間って、本当に良いものだとこの歳になって思います。

 

学生時代の友達や、同業者、家族、親類であっても、自営の経験のない人には、事業主の気持ちはわからないと思いますし、普段の生活しか見ていないと、そういう人達からの勘違いした妬みなどもあり、人によっては嫌味として言葉に出したり、態度に出したりもしますしね・・・アセアセ

 

そういう意味では仕事柄、中小零細企業の事業主の皆様を相手にするこの仕事というのは、人の雇用も含めて労務的な法的な立場からもアドバイスが出来ますし、経営者の立場を含め、心情的な部分で気持ちが良くわかる部分もあり(儲かる儲からないを置いておけばw)非常に恵まれている仕事なのかもしれません。

 

とはいえ、上記の大変な時期を乗り切った後は、ご縁もあってかお陰様で少しずつまた、お仕事を頂く機会も増え、年末には事務所規模的にはかなりの大口のお客様からのお仕事も頂き、今はその業務の期限に追われて相変わらず日々、時間に追われる日々を送っております笑い泣き

 

「常在戦場」という言葉は私の好きな言葉の一つで、道を歩いているだけでも命を奪われるようなこの時代に、平和ボケした人間にならないよう、明日死ぬかもしれないという気持ちで日々を生きるように心掛けてはいますが、それでも更に思いがけないことが起こるこの世の中なので、出来る限り日々を怠る事の無いように生きていけたらと思います。

 

久しぶりの書き込みで話がブレブレでしたがw

早くもひと月が終わりましたが皆様、寺田事務所とスタッフ一同をどうぞ今年も、宜しくお願い致します。

 

低いレベルで人を押しのけてまで、自分が得した気分になる・・・便利過ぎる今の世の中で、当たり前じゃないことを当たり前だと思う・・・それらもまた、一種の平和ボケなんですかねw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和5年2月吉日
寺田社会保険労務士事務所 代表 寺田憲生