昨日、とてもつらかった。



病院へ行くためのタクシー予約、

お迎えに行くと

元々は お店を営んでいた

そこそこ広い空間に

介護ベッド・簡易トイレ・

色々な物が積まれたいくつかのテーブル

・散らかった書類・薬袋・

そこら中に掛けられた衣類…。



実家を思い出した。

母親の脳出血の5年後、

父親も同じく脳出血。

店舗だった空間を

寝室 兼 LDKにした。


すでに私たち兄妹3人は

結婚し 家庭を持っていた。

それぞれ事情はあったものの

なんとか介護らしき事はやってきた。


でも、昨日のご利用者さまは

10代の娘さんと 年老いたお婆さんが

寝たきりになった

まだ50代くらいのお父さんを

お世話している。。。



「  タクシーさん来てくれたよ。服着ようよ。」

「  行きたいのは やまやまだがー、
        エンマさまが ○☆△〜 」

「  ○○ちゃん(娘さん) が
         一緒に行ってくれるから! 」

「  ○○は  死んだむかっ 何言っとるだ‼︎ 」



全く会話にならない状態。

結局、キャンセルするしかなくて。

でも、苦しそうな感じはあって

病院には行った方が良さそうで。

聞けば 数日前まで 

総合病院に入院していたらしく

こんな状態で退院って…。


「  ケアマネジャーさん、ちゃんと
             相談に乗ってくれてる? 」

「  なかなか 電話が繋がらない…」

「  …… 。」



10代の女の子には  キツすぎる現実。

でも  私には どうする事も出来ない。



私も 介護してる時は

いっぱいいっぱいだった。

友達に話しても 全く理解してもらえない。

母親を 引っ叩いた事だってある。

それでも、怒りの矛先を

兄や妹に向けて

少しは心のやり場があった。



昨日の彼女に 
        兄弟はいるのだろうか…。

そんな介護してる人
        どれだけ いるんだろう…。