自分には親友がいる。
中高共に青春を過ごし、地元に帰ると馬鹿話や思い出話に花を咲かせる。
昨年の年末、帰省時に約2年ぶりの再会をした。
そこで、彼が自分と同じく悲しみの境遇にいる事を初めて知った。
彼が10年近く前に自分同様 離婚していた事は知っていた。
離婚の理由、これも自分同様 不倫によるものである事も知っていた。
ただその裏に隠れていた、彼の本当の想いを知ったのは初めてであった。
今回帰省時、自分は、
1年前に起こった事、
その事を反省し悔いている事、
一人でいる辛い状況、
家族の元に帰れる事を信じて前向きに日々生きている事、
を赤裸々に語った。
自分の話を聞き、彼は自分の心境を語り始めた。
「離婚してから今日まで、やってきた事(不倫)を後悔しなかった日は無い。
元妻が唯一おれの中で愛した女性、今でもそれは変わらない」
彼が語る元妻への愛情で自分の中で印象的だったのが、
「もし崖から子供と元妻が手を差し伸べていたら迷わず元妻に手を差し伸べる」
と語った表現だ。
そこまで思っているのならなぜ不倫したのか、と大半の人は思うと思う。
これは、自分のブログ「不倫」で自分の考えを書いているが、彼も、
「自分の中の最優先順位が性欲である」事に起因し、
「自分の言動の結果をイメージ出来ず」不倫という行為に走ってしまった男の一人だ。
大事なものを失った事を後悔し、今でも過去を引きずり生きている。
大事なものを失った人が生きていく心境は、香港映画の「無間道 (Infernal Affairs)」で
最後に主人公のAndy Lauが陥る状況に似ている。
生きている訳でも死んでいる訳でもない、
ただ苦しみを抱え生かされている。
そんな状況をお互い変えていこうな、と40超えたオッサン二人が、
別れ際抱き合い、お互い男泣きした。
つくづく男はアホな生き物だ。